ぐんま百名山 ひと口メモ
No. | 山 名 | 標 高 | 山頂所在地 | ひと口メモ | Google Maps |
1 | 赤城山 (あかぎやま) |
1828m | 富士見村・沼田市・ 桐生市・前橋市 |
県を代表する山で、「上毛三山」の一つに数えられる。主峰の黒檜山をはじめ、駒ケ岳・鈴ヶ岳などを総称して赤城山という。 大きな裾野を美しく広げる山容で知られる。 |
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2 | 赤久縄山 (あかぐなやま) |
1522m | 藤岡市・神流町 | 神流川沿いに連なる山々の最高峰。山頂付近にはカラマツなどの針葉樹、シラカバ・ナラなどの広葉樹が混生している。 快晴の日には遠く富士山が見えることもある。 |
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3 | 朝日岳 (あさひだけ) |
1945m | みなかみ町 | 湯檜曽川をはさんで谷川岳と対峙(たいじ)し、笠ヶ岳、白毛門へと連なる。 山頂周辺には湿地や地塘(ちとう)が点在し、湿原植生を見ることが出来る。 |
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4 | 浅間隠山 (あさまかくしやま) |
1757m | 長野原町・東吾妻町・ 高崎市 |
この山を北東側から見ると浅間山を隠してしまうことから山名が付けられた。 山頂が二峰に分かれ、矢の端の弓弦にかけるところに似た形から、別名「矢筈山」ともいわれている。 |
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5 | 浅間山 (あさまやま) |
2568m | 嬬恋村・長野県 | 日本の代表的な活火山。天明3年(1783年)の大噴火によって流出した火砕流が現在の嬬恋村鎌原地区を破壊。 「鬼押出し」と呼ばれる塊状溶岩流はこのときに出来たもの。 |
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6 | 四阿山 (あずまやさん) |
2354m | 嬬恋村・長野県 | 山名は、山容が尾根の形に似ていることによる。 上州祠と信州祠の二つのお社があり、上田城主真田昌幸が上田城と沼田城を鎮めとして日本武尊などを祭ったと伝えられている。 |
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7 | 吾妻耶山 (あずまやさん) |
1323m | みなかみ町 | 独特な台形の山容が四阿(あずまや)に似ていることからその名が付いたとされる。頂上には三つの大きな石祠が祭られている。 東側山麓はスキー場になっている。 |
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8 | 吾妻山 (あずまやま) |
481m | 桐生市 | 市街地の北に位置する。登山道や道標が整備され、気軽にハイキングが楽しめる山として市民に親しまれている。 植物や昆虫など自然観察にも適している。 |
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9 | 阿能川岳 (あのうがわだけ) |
1611m | みなかみ町 | 山頂では谷川岳南面を展望することができる。 登山道が整備されていないため、登山は残雪期に限られ、それ以降は深いブッシュに覆われる。 |
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10 | 荒船山 (あらふねやま) |
1423m | 下仁田町・南牧村・ 長野県 |
荒海を行く巨大な船のように見えることからその名が付いたとされる。 溶岩台地状の頂上は、南端の経塚山から北端の艫岩と呼ばれる断崖まで約2Kmある。 |
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11 | 有笠山 (ありかさやま) |
888m | 中之条町 | 「草津の仕上げ湯」として知られる沢渡温泉の西側にある個性的な姿の山。 この山の中腹で、弥生時代中期ののもと思われる住居状遺構や小洞窟遺跡が発見された。 |
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12 | 稲包山 (いなつつみやま) |
1598m | 中之条町・みなかみ町・ 新潟県 |
古来から水源の山として地元民に崇められてきた。山頂には稲裹(いなつつみ)神社の奥宮が祭られている。 毎年5月下旬から6月上旬の山開きには子どもたちも登山に参加する。 |
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13 | 稲含山 (いなふくみやま) |
1370m | 甘楽町・下仁田町 | 農耕の神が祭られ、古来から信仰されてきた。 山頂直下、下仁田の稲含神社、甘楽側の秋畑稲含神社では5月3日に例大祭が行われ、地元の人々でにぎわう。 |
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14 | 岩櫃山 (いわびつやま) |
795m | 東吾妻町 | 南面に約200mにわたる岩山の絶壁があり、吾妻八景を代表する景勝地として知られる。 東側中腹には、後に武田の「三堅城」と称された岩櫃城本丸跡が残されている。 |
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15 | 牛伏山 (うしぶせやま) |
491m | 吉井町 | 臥牛に似た山姿から名づけられたこの山は、昔から町のシンボルとして人々に親しまれてきた。 「多胡嶺」として万葉集にも詠われている。 |
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16 | エビ山 (えびやま) |
1744m | 六合村 | 上信越高原国立公園特別地区に指定されている野反湖の西側をとりまく山の一つ。 山頂には展望のよい草地が広がり、周辺ではエゾリンドウが見られる。 |
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17 | 烏帽子岳 (えぼしだけ) |
1182m | 南牧村・上野村 | 山麓の大仁田から眺めると烏帽子を置いたように見えることが山名の由来。 春先には地元で「ヒトツバナ」と呼ばれるアカヤシオが山肌を薄紅に染める。 |
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18 | 王城山 (おうじょうさん) |
1123m | 長野原町 | 地元では「みこしろやま」とも呼ばれる。 山頂には、ふもとの集落内の王城山神社の奥宮があり、古くから信仰の山として登られていた。 |
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19 | 大桁山 (おおげたやま) |
836m | 富岡市・下仁田町 | どっしりとなだらかな山姿を見せる。「関東ふれあいの道」が通っており、山道もよく整備されている。 山全体に植林されたスギやヒノキが美しい。 |
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20 | 大水上山 (おおみなかみやま) |
1840m | みなかみ町・新潟県 | 群馬県最北部に位置し、三国山地に属する山。国内最大の流域面積を誇る利根川の水源がある。 昭和63年には利根川水源の碑が建てられた。 |
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21 | 大峰山 (おおみねやま) |
1255m | みなかみ町 | 中腹には、本州最古ともいわれる浮島湿原のある大峰沼、モリアオガエルの生息地として知られる古沼がある。 浮島及び古沼は、共に県の天然記念物に指定されている。 |
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22 | 小沢岳 (おざわだけ) |
1089m | 下仁田町・南牧村 | 頂上部が鋭く尖って見える山容から、西上州の槍ヶ岳ともいわれている。 好展望の山頂には、文化6年(1809年)建立の大日如来の石像が祭られている。 |
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23 | 小野子山 (おのこやま) |
1208m | 渋川市・高山村 | 古い時代の火山の火口縁上の一峰。 頂上付近には県指定天然記念物の「高山のゴヨウツツジ」があり、5月下旬から6月上旬にかけて清楚な白い花を咲かせる。 |
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24 | 御飯岳 (おめしだけ) |
2160m | 嬬恋村・長野県 | 上信国境にどっしりと鎮座する、黒木や笹に包まれた山。 山名の由来は長野県中野市方面からの遠望が、飯を盛った形に見えることに由来するという説がある。 |
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25 | 篭ノ登山 (かごのとやま) |
2227m | 嬬恋村・長野県 | 浅間山の西、長野との県境に連なる烏帽子火山群に属する山。東篭ノ登山と西篭ノ登山の二つの峰からなる。 ともに山頂の眺望は素晴らしく、好展望の山として知られている。 |
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26 | 笠ヶ岳(尾瀬) (かさがたけ) |
2058m | 片品村・みなかみ町 | 尾瀬の山域の最西端に位置する。スゲ笠のような端正な円錐形の山姿をしていることからこの名が付いた。 高山植物の宝庫として知られ、夏の開花期には東斜面一帯が彩られる。 |
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27 | 笠ヶ岳(谷川) (かさがだけ) |
1852m | みなかみ町 | 笠に似た山容が名前の由来となっている。南に白毛門、北には朝日岳がある。 山頂からは360度のパノラマが広がり、谷川岳東面のマチガ沢・一ノ倉沢などが望める。 |
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28 | 笠丸山 (かさまるやま) |
1189m | 上野村 | 住居付(すもうづく)という集落にそびえる岩山。春はヤシオツツジが、秋は紅葉が美しく彩りを添える。 古くから雨乞いの山として人々の信仰を集めてきた。 |
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29 | 迦葉山 (かしょうざん) |
1322m | 沼田市 | 市街地から北方約16kmのところにあり、武尊山系に連なる。 山中にある嘉祥元年に開創された弥勒寺には、日本一大きい天狗の面がある。胎内潜岩など奇岩も多い。 |
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30 | 鹿岳 (かなたけ) |
1015m | 下仁田町・南牧村 | 生え始めた鹿の角のように見える二つの岩峰を持つ。 山名は、鹿が生息していたためと伝わるほか、鉱山(あらがねの山)があったためといわれている。 |
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31 | 金山 (かなやま) |
236m | 太田市 | 市の中央に位置し、憩いの場として人々に親しまれてきた丘稜。 戦国時代に築かれた金山城の土塁や堀切の遺構が残っており、国の史跡に指定されている。 |
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32 | 鹿俣山 (かのまたやま) |
1637m | みなかみ町・沼田市 | 玉原ダムの完成により、リゾートエリヤとして登山道が開かれた。 この山の南西一帯の玉原高原は、日本有数のブナの原生林を擁す自然豊かな山域。 |
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33 | 観音山 (かんのんやま) |
227m | 高崎市 | 市街地の西、約2Kmに位置する。街を見下ろす高さ41.8mの百衣大観音は、昭和11年に建立され、市のシンボルとして市民に愛されている。百衣大観音の裏には三角点がある。 | MAP |
34 | 鬼怒沼山 (きぬぬまやま) |
2141m | 片品村・栃木県 | 栃木県との県境にある。標高2000m付近に広がる鬼怒沼湿原は、日本一高い高層湿原といわれており、100種類を越える高山植物や貴重なトンボ類が生息している。 | MAP |
35 | 草津白根山 (くさつしらねさん) |
2171m | 嬬恋村・草津町 | 白根山・本白根山・逢ノ峰などの一帯を総称して草津白根山と呼ぶ。 主峰本白根山では、高山植物の女王コマクサの自生地や亀甲状構造土が見られる。 |
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36 | 栗生山 (くりゅうさん) |
968m | 桐生市 | 赤城山の東に位置する低山。山麓の栗生神社には、新田義貞の家臣・栗生左衛門頼方公が祭られているほか、大同2年(807年)に植えたと伝わる樹齢約1200年の大杉が茂る。 | MAP |
37 | 黒滝山 (くろたきさん) |
870m | 南牧村 | 山岳信仰の霊場、黒滝山不動寺を中心に、九十九谷・五老峰・馬の背渡りなどの山全体を黒滝山と呼んでいる。 最高峰、五老峰の観音岩には33体の石仏が安置されている。 |
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38 | 黒斑山 (くろふやま) |
2404m | 嬬恋村・長野県 | 浅間山の第一外輪山。数万年前間は、富士山のような円錐形だったが、その後の噴火によって東半分が崩壊し、現在のような半円形の断崖になったとされる。 | MAP |
39 | 景鶴山 (けいづるやま) |
2004m | 片品村・新潟県 | 尾瀬ヶ原の北方に位置する。草木をかき分け、這いずるように登るということから「ヘエズル山」と呼ばれていたのが山名になったという説がある。ブナ、ナラなどの原生林がある。 | MAP |
40 | 袈裟丸山 (けさまるやま) |
1878m | みどり市・栃木県 | 山名は「弘法大師が袈裟を丸めて、この山に置いて山を下りた」という弘法伝説に由来する。 寝釈迦像・相輪塔・賽の河原などがあり、山岳信仰の名残が残る。 |
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41 | 庚申山 (こうしんやま) |
189m | 藤岡市 | 市街地の南西に広がる庚申山総合公園、その南の一角にある山。ハイキングコースとして多くの市民に親しまれている。 総合公園内にはスポーツ施設やミニ遊園地もある。 |
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42 | 荒神山 (こうじんやま) |
624m | 桐生市・みどり市 | わたらせ渓谷鐵道水沼駅の南方に位置する。 低山ながらも、展望台からは赤城山や栗生山・袈裟丸山などを望む事ができる |
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43 | 鉱石山 (こうせきやま) |
1205m | 川場村 | 以前は、研磨剤などに利用されるガーネットを採掘していた鉱山跡地。 トロッコの軌道が残っており、往時をしのばせる。 |
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44 | 子持山 (こもちやま) |
1296m | 沼田市・渋川市・ 高山村 |
前橋方面から見ると赤城山と榛名山の間に位置する古い成層火山。 火山活動と侵食でつくられた屏風岩、大黒岩(しし岩)などの見事な露岩がある。 |
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45 | 金精山 (こんせいざん) |
2244m | 片品村・栃木県 | 片品村と栃木県日光市の境界にある。 中腹の金精峠は、日光山の僧や修験者たちの修行の場として開かれたといわれ、峠の頂には金精神社が祭られている。 |
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46 | 桜山 (さくらやま) |
591m | 藤岡市 | 11月から12月にかけて、国指定名勝及び天然記念物の冬桜が咲き誇る。 紅葉とのコントラストの素晴らしい。周辺が公園として整備され、シーズンには観光客でにぎわう。 |
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47 | 皿伏山 (さらぶせやま) |
1917m | 片品村 | 燧ヶ岳の南方3Kmにある。楯状火山と呼ばれる皿を伏せたような山姿をしており、そこから山名がつけられた。 周辺では原生林や小湿原などが見られる。 |
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48 | 茂倉岳 (しげくらだけ) |
1978m | まなかみ町・新潟県 | 谷川岳の北方にそびえる。山頂からは万太郎山・仙ノ倉山など谷川連峰が望める眺望にすぐれた山。 山頂手前の岩交じりの場所には、高山植物の見られる。 |
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49 | 至仏山 (しぶつさん) |
2228m | 片品村・みなかみ町 | 尾瀬ヶ原の西に位置し、尾瀬を代表する山の一つ。 この山を覆う蛇紋岩の岩肌には、ホソバヒナウスユキソウやオゼソウなどの希少な高山植物が数多く見られる。 |
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50 | 蛇骨岳 (じゃこつだけ) |
2366m | 嬬恋村 | トーミノ頭・黒斑山・仙人岳などと並んで、浅間山を囲むように北西側に連なる外輪山の一つ。 迫力ある浅間山を間近で眺めることができる。 |
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51 | 十二ヶ岳 (じゅうにがたけ) |
1201m | 渋川市・高山村 | 利根川支流吾妻川の左岸にある。東南に連なる小野子山と同じ古い時代の火山で、その火口縁の一峰。 頂上は眺望に優れ、特に雪に覆われた上信越国境の山々が素晴らしい。 |
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52 | 白毛門 (しらがもん) |
1720m | みなかみ町 | 南斜面にジジイ岩・ババア岩と呼ばれる二つの岩峰があり、雪が積もると白髪頭のジジイとババアが門柱のように見えることから、この山名が付いた。 | MAP |
53 | 白砂山 (しらすなやま) |
2140m | 六合村・長野県・ 新潟県 |
上信越国境にそびえる深山。かつては秘境の名峰として知られていたが、野反湖周辺が開発され、登山道が整備されてからは、訪れる人も多くなった。 | MAP |
54 | 四郎岳 (しろうだけ) |
2156m | 片品村 | 丸沼の北に位置する。かつては、日光方面から四郎岳を越え、大清水へ抜ける尾瀬への道があったが、現在は廃道になっている。 | MAP |
55 | 皇海山 (すかいさん) |
2144m | 沼田市・栃木県 | 江戸時代から庚申山(栃木県)の奥の院として、信仰登山が盛んになってきたといわれる。 山頂直下には青銅の剣が奉納され、現在も残っている。 |
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56 | 錫ヶ岳 (すずがたけ) |
2388m | 片品村・沼田市・ 栃木県 |
山名の由来は、清水の湧き出るところがあったという説のほかに、スズタケが生い茂っていることによるものという説もある。 | MAP |
57 | 諏訪山 (すわやま) |
1549m | 上野村 | 西上州の静かな信仰の山。「上ヤツウチグラ」ともいう。 山頂の北にある岩峰は「下ヤツウチグラ(別名:三笠山)」と呼ばれ、三笠山刀利天王の祠が祭られている。 |
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58 | 諏訪山 (すわやま) |
1207m | 神流町 | 埼玉県境に位置し、志賀坂高原森林公園内にある。登山道が整備されたハイキングに適した山。 山ふところには、冬の氷瀑が見事な「九十九の滝」がある。 |
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59 | 石尊山 (せきそんさん) |
571m | 安中市・高崎市 | 烏川と秋間川に挟まれた秋間丘陵のほぼ中央に位置する。 古くから石尊信仰が行われており、所々に置かれた石の祠や山頂の石宮がその歴史を物語っている。 |
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60 | 仙ノ倉山 (せんのくらやま) |
2026m | みなかみ町・新潟県 | 新潟との県境にまたがる谷川連峰の最高峰。 平標山から続く広々とした稜線には、アズマシャクナゲの群落など多くの高山植物が見られる。 |
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61 | 崇台山 (そうだいさん) |
299m | 富岡市・安中市 | 地元の人に親しまれるふるさとの山。低山ながらも、山頂からは県内の山々が見渡せる。 春にはおおよそ130本の桜が咲き誇り、花見を楽しむ人で賑わう。 |
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62 | 大源太山 (だいげんたさん) |
1764m | みなかみ町 | 平標山から三国山まで南北に縦走する上越国境のほぼ中間に位置する。 かつては、平標山から仙ノ倉山にかけての一帯を「大源太山」と呼んでいた。 |
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63 | 平標山 (たいらっぴょうやま) |
1984m | みなかみ町・新潟県 | 谷川連峰で最も西に位置する。国境稜線はこの山から三国山へと南へ方向を変える。 山頂はその名の通り平坦で、付近には池塘も見られる。 |
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64 | 高岩 (たかいわ) |
1080m | 安中市 | 上信越自動車道・碓井軽井沢I・C近くにそびえる。 雄岳・雌岳からなる双耳峰で、一際目を引く険しい山容を見せる。眺望のよい山として知られている。 |
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65 | 高間山 (たかまやま) |
1342m | 東吾妻町・長野原町・ 六合村 |
三つの町村の境に位置し、古くから信仰登山の対象となっていた山。 かつては明瞭な登山道があったが、現在はカラマツ林に深い笹やぶが続いている。 |
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66 | 嵩山 (たけやま) |
789m | 中之条町 | 吾妻八景の一つで数々の奇岩、怪石を擁す山。中世には嵩山城が開かれたが、永禄8年の嵩山合戦により落城した。 その犠牲者を供養する33体の石仏が祭られている。 |
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67 | 立岩 (たついわ) |
1265m | 南牧村 | 大上集落の上に屏風のように立ちはだかる岩山。「西上州のドロミテ」ともいわれている。 5月下旬の山頂付近は、アオダモやヤマフジで彩られる。 |
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68 | 谷川岳 (たにがわだけ) |
1963m | みなかみ町・新潟県 | 上越国境沿いに連なる谷川連峰の主峰。日本屈指の岩場があり、ロッククライミングのメッカとなっている。 「耳二つ」と呼ばれた双耳峰で、北をオキの耳、南をトマの耳という。 |
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69 | 丹後山 (たんごやま) |
1809m | みなかみ町・新潟県 | 新潟との県境にまたがる。山頂付近にはジンダゲ(ネマガリダケ)に覆われる広い平坦地。 40人ほど収容できる避難小屋があり、登山者だけでなく天体観測などにも利用されている。 |
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70 | 茶臼山 (ちゃうすやま) |
294m | 桐生市 | 八王子丘陵の最高峰。低山ながら展望もよく、登山コースとしても整備されている。 四季の変化が楽しめる身近な里山として人々に愛されている。 |
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71 | 角落山 (つのおちやま) |
1393m | 高崎市 | 浅間山の東方に広がる「角落山塊」の中心で、三角錐の特徴的な山容をしている。 碓氷貞光に角を切り落とされた鬼が逃げ込んだという伝説がある。 |
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72 | 父不見山 (ててみえじやま) |
1047m | 神流町・埼玉県 | 平将門が戦死したとき、その庶子福田太郎丸が「もう父を見ることができない」と嘆き悲しんだという伝説が山名の由来の一つにある。 | MAP |
73 | 天狗岩 (てんぐいわ) |
1234m | 上野村 | 西上州独特のごつごつとした急峻な岩峰ながらも、登山道がよく整備されている。 「天狗の岩洞」と呼ばれる洞窟がある。春はヤシオツツジ、秋は紅葉が映える。 |
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74 | 天狗山 (てんぐやま) |
690m | 甘楽町 | 悲しい菊女物語や天狗の腹切り岩など、多くの伝説が残る宝積寺の東南に位置する。 山頂付近には白倉神社の旧社があり、地元では神社を含めた一帯を「お天狗山」と呼ぶという。 |
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75 | 天丸山 (てんまるやま) |
1506m | 上野村 | 埼玉県境近くに位置し、西上州の秘境といわれる。 天丸山付近は、ツガやヒノキの自然が見られる樹林。95年には山火事が発生し、山頂部が荒廃した。 |
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76 | 戸神山 (とかみやま) |
772m | 沼田市 | 山頂が鋭くとがり三角形に見える山姿から、地元では「三角山」とも呼ばれる。 山頂には石燈籠が並んでおり、信仰深い山だったことがうかがえる。 |
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77 | 鳴神山 (なるかみやま) |
980m | 桐生市 | 鳴神山脈の主峰。山頂が二峰に分かれており、東峰の桐生岳は桐生川筋の村が、西峰の仁田山岳は山田川筋の村がそれぞれ雷神が住む山として信仰の対象として、神社を祭ったという。 | MAP |
78 | 日暮山 (にっくらやま) |
1207m | 下仁田町 | 整った山容から、「矢川富士」とも呼ばれるほか、馬の荷鞍に似ていることから「荷ぐら山」ともいう。 石宮や石碑が祭られており、信仰の山であった名残をとどめる。 |
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79 | 日光白根山 (にっこうしらねさん) |
2578m | 片品村・栃木県 | 日光火山群の主峰で、関東以北の最高峰。この山の噴火により流れ出した溶岩が谷をせき止め、丸沼と菅沼がつくられた。 シラネアオイなどの、この山に由来する名の植物も多い。 |
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80 | 根本山 (ねもとさん) |
1199m | みどり市・桐生市 | 江戸時代中期、後期に山岳信仰で栄えた山。中腹に根本山神社を祭る。 信仰は、関東一円から信越奥州まで広まり、参詣用のガイドブックまで出版されたという。 |
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81 | 八間山 (はちけんざん) |
1935m | 六合村 | 野反湖の東側にそびえる。ササ原が広がり、ノゾリキスゲ、レンゲツツジなどの高山植物が豊富。 快晴の日には富士山が望める事から、野反峠は富士見峠とも呼ばれる。 |
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82 | 鼻曲山 (はなまがりやま) |
1655m | 高崎市・長野県 | 山頂部が天狗の鼻が曲がったように見えることが山名になったという。 この山には日本武尊の「烏口(烏川の水源)」の神話が語られる岸壁がある。 |
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83 | 榛名山 (はるなさん) |
1449m | 東吾妻町・高崎市・ 渋川市 |
「上毛三山」の一つで、利根川を挟んで赤城山と対峙する二重式火山。 中央火山丘の榛名富士、火口源湖の榛名湖を中心に、複数の外輪山を総称して榛名富士と呼ばれる。 |
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84 | 桧沢岳 (ひさわだけ) |
1133m | 南牧村 | 甘楽郡南牧村と多野群上野村をつなぐ塩ノ沢峠の北にある岩峰。 古くから雨乞いの山として信仰を集めた。山頂には愛宕神社が祭られている。 |
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85 | 平ヶ岳 (ひらがたけ) |
2141m | みなかみ町・新潟県 | 利根川源流地域の最高峰。その名の通り広く平らな山頂周辺には、池塘が点在する。 また、三角点の北には玉子石と呼ばれる奇妙な岩がある。 |
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86 | 武能岳 (ぶのうだけ) |
1760m | みなかみ町・新潟県 | 上越県境に位置するピラミッド型の山。武能沢の源頭にあたることから山名が付いた。 「武能」はブナ林のある所を意味する「椈生(ぶなお)」が語源となっている。 |
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87 | 武尊山 (はたかさん) |
2158m | みなかみ町・川場村・ 片品村 |
最高峰沖武尊を中心に前武尊・家ノ串・中ノ岳・剣ノ峰などの岩峰を連ねる。 沖武尊山頂付近と前武尊には、山名の由来となっている日本武尊の像が立っている。 |
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88 | 巻機山 (まきはたやま) |
1967m | みなかみ町・新潟県 | 上越国境にあり、魚沼(新潟県)の人々は古くから機織、養蚕の神として信仰していた。 頂上付近は豊かな高山植物と池塘群が見られる。 |
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89 | 万太郎山 (まんたろうやま) |
1954m | みなかみ町・新潟県 | 谷川連峰の一峰。谷川岳と平標山の中間に位置する。 越後側にある万太郎谷からとった山名であり、その昔、万太郎という名の猟師がいたことに起源するという。 |
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90 | 御荷鉾山 (みかぼやま) |
1286m | 藤岡市・神流町 | 西上州の代表的な山で、西御荷鉾山と東御荷鉾山がある。御荷鉾山に雷雲がかかると稲束を三束たばねる間もなく雷雨がくることを意味する「御荷鉾の三束雨」という諺で親しまれてきた。 | MAP |
91 | 三国山 (みくにやま) |
1636m | みなかみ町・新潟県 | 丸みのある優しい山容。中腹にある「お花畑」には春から夏にかけて数々の花が咲き誇る。 山名は、三国峠に越後・信濃・上毛三国の一の宮を祭ったことに由来する。 |
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92 | 三峰山 (みつみねやま) |
1123m | 沼田市・みなかみ町 | 山頂が平らなテーブル状の山容をしている。 名前のとおり三つの峰があり、各地に同名の山があることから「上州三峰山」とも呼ばれている。 |
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93 | 御堂山 (みどうやま) |
878m | 下仁田町 | 妙義山の南方に位置する。国道254号線の本宿付近から北東を望むと見える二つの奇岩は、ジジ岩、ババ岩と呼ばれ地元では昔から親しまれてきた。 | MAP |
94 | 妙義山 (みょうぎさん) |
1104m | 安中市・下仁田町・ 富岡市 |
上毛三山の一つで、表妙義、裏妙義からなる山塊。奇岩、奇峰を連ねる名勝として知られ、日本三奇勝の一つにも数えられている。 数多くの文人墨客が訪れ、作品に残している。 |
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95 | 物語山 (のもがたりやま) |
1019m | 下仁田町 | 昔この地にあった城が陥落し、城を守る兵たちが山頂の西方にあるメンベ岩に財宝を貯蔵したという物語があることから、この山名が付いたという。 | MAP |
96 | 物見山 (ものみやま) |
1375m | 下仁田町・長野県 | 日本で最も古い洋式牧場として知られる「神津牧場」の西方に位置する。 電波塔が立つ山頂からは、名前の通り西上州の山々や浅間山などの雄大な眺望が広がる。 |
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97 | 温泉ヶ岳 (ゆせんがたけ) |
2333m | 片品村・栃木県 | 片品村と栃木県日光市との境界線上にある。 日光を開いた勝道により、栃木県側の山麓にある湯元温泉が発見され、背後にあったこの山を温泉ヶ岳と命名したと伝わる。 |
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98 | 湯ノ丸山 (ゆのまるやま) |
2101m | 嬬恋村・長野県 | 烏帽子火山群に属し、溶岩円頂丘と呼ばれるまだらかな丸い山頂をしている。 初夏になると数十万株のレンゲツツジが赤いじゅうたんを敷きつめたように咲き乱れる。 |
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99 | 横手山 (よこてやま) |
2305m | 六合村・長野県 | 志賀高原山群で2番目に高い山。山腹にからむ巻道のことを方言で「横手」ということから名が付いたと言う一説がある。 山頂近くまでリフトが通じている。 |
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100 | 四ッ又山 (よつまたやま) |
900m | 下仁田村・南牧村 | 山名は、山頂部が四峰からなることに由来する。「下仁田富士」とも呼ばれる。 各峰に石仏を置く信仰の山で、第2峰には烏天狗像かある。 |
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山頂所在地は山域ではなく、あくまで地図上で山頂のある市町村です。 参考資料 : 群馬県発行 ぐんま百名山選定記念 わたしの百名山物語 |