山 名 | 大桁山 ・ 鍬柄岳 | ||||
標 高 | 836m ・ 598m | ||||
山 域 | 北関東(群馬県) | ||||
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日 程 | 2016年12月17日(土) | ||||
天 気 | 晴れ | ||||
メンバー | 神楽師、息子 | ||||
標高差 | 491m(累計標高差:565m) | ||||
歩行距離 | 5Km | ||||
歩行時間 | 3時間10分 | ||||
駐車場 | 無料 | ||||
一般道距離 | 往路:22Km | 帰路:25Km | |||
高速道距離 | 往路:53Km | 帰路:28Km | |||
有料道路料金 | 往路: 1,090 円 | 帰路: 1,090円 | |||
行程 | 自宅(6:00)→太田薮塚IC→下仁田IC→(7:45)鍬柄岳登山口・駐車場(8:05)→(8:10)阿夫利大神→(8:33)鍬柄岳分岐→(8:48)鍬柄岳山頂(8:55)→(9:10)鍬柄岳分岐→(9:20)林道切通し→(10:15)大桁山山頂(10:40)→(11:35)鍬柄岳登山口・駐車場(11:55)→きよしや食堂→下仁田IC→伊勢崎IC→(15:00)自宅 |
【往路】 太田藪塚ICから高速を走り下仁田ICが近づくと、正面にチョンと飛び出た岩山が見えてきました。これがこれから登る大桁山の手前にある鍬柄岳です。遠くから見ると何処から登るんだ?、というくらい周りが岩壁の岩山です。 登山口にトイレは無い様なので、下仁田ICを出てからまず「道の駅しもにた」に寄り、用を済ませます。そこから少し道を戻り、鏑川を渡って上信電鉄千平駅方面へ向かいます。駅の近くからは道は徐々に細くなり、杉林の中を少し走った右側に駐車スペースはあります。 |
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【7:45】 鍬柄岳登山口駐車場スペース 一般的に大桁山登山には、鍬柄岳経由のルートと大桁やすらぎの森から登るルートがあります。今回は鍬柄岳にも登ろうと思ったので、手前の登山口から登ります。ここは登山口の50m位先に5・6台駐車できるスペースがあります。トイレは無いので来る途中で済ませました。 この道を更に先に進むと、もう一つの登山口の大桁やすらぎの森です。ここからは山頂までの距離は長くなりますが、標高差は100m位少なくなるので初心者向きの様です。この登山口には簡易トイレが有るらしいです。 【8:05】 鍬柄岳登山口より登山開始 登山口には縄鳥居?が掛けられており、これを潜って登山開始です。登山口から5分位登ると、お堂の様な所に着きました。鍬柄嶽阿夫利大神と書かれているので、神奈川の大山が元となった山岳信仰の様です。 ここから少し急な杉林の中の登山道になります。まだ登り始めなので息が切れますが、15分程で尾根へ出ます。 |
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【8:33】 鍬柄岳への分岐 尾根に出てから少し登ると、鍬柄岳への分岐に着きます。右が鍬柄岳で左が大桁山に向かう道です。 鍬柄岳に向かって少し行くと、また縄鳥居がありその先が鎖場の取付きになります。いきなりの急な登りで、一歩目の置き場がなく苦労しました。直登する所ではひたすら上を目指せば良いのですが、トラバースする所では足場が細く下は切れ落ちているので高度感は物凄くあります。当然ながら高所恐怖症の人には無理な場所です。登り始めて10分程で岩登りは終わり山頂尾根に着きました。そこには石の祠があり、その先には山頂らしき場所が見えます。しかしここから先も少し大変でした。足場のほとんど無い岩を渡ったりして山頂へ向かいます。 それでもここの鎖は新しく綺麗でした。大変な個所はありますが、慎重に登ればそれ程危ない岩場ではないと思います。大桁山の山頂で出会った方に聞いた話ですが、この鎖は3年程前に設置し直したらしいです。 |
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【8:48】 鍬柄岳山頂到着 i岩場に取付き始めて12分、鍬柄岳山頂に到着です。100m近くは登って来たのではないでしょうか。 山頂部は平らである程度の広さはありますが、三方は切れ落ちている岩壁なので注意は必要です。石の祠は3基あり山岳信仰の山という事が感じ取れます。ここはポツンと飛び出た岩山の上なので、360度の展望です。北東に見える直ぐ近くの大きな山がこれから向かう大桁山です。鍬柄岳自体は標高598mと低いので、大桁山が邪魔して浅間山や妙義山は見えません。西から南方面にかけては、荒船山を始め西上州の山々が見えていました。東方面は関東平野になり遠くまで見渡せます。榛名山が半分位見え、赤城山は全体が見えています。また、遠くにはウッスラですが筑波山の姿を確認できました。 登っている途中から徐々に風は強くなり、この山頂では邪魔する物が無いので強風をもろに受けます。眺めが良いのでゆっくりしたい場所なのですが、それどころでは無いので早々に下山します。 |
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【8:55】 鍬柄岳下山開始 岩場は登りよりも下りの方が注意が必要です。登りの時は上を見れば良いので高さを感じませんが、下りは下を見なければならないので高さを感じます。足を置く場所も見づらくなるので、どうしても慎重になります。岩から体を離し、足場を確認しながら一歩ずつ下りました。 【9:10】 大桁山への分岐 鍬柄岳下の分岐まで戻り、大桁山方面へ進みます。鍬柄岳の南西側を回り込む様に登山道はあります。その後鍬柄岳の裏側へ出てからは、しばらくの間尾根道歩きになります。 |
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【9:20】 林道切通し 鍬柄岳裏側から約8分歩くと林道の切通が現れます。尾根を削って切通にした為、一旦林道に下りてから階段を登って尾根道に戻ります。 ここからしばらくは、あまり整備されていない登山道になります。急な坂を直登したりで、我慢の登りが続きます。再度林道を横切り、鍬柄岳から約30分歩いた頃にやすらぎの森からの登山道と合流します。こちらの登山道は「関東ふれあいの道」になっており、非常に良く整備されています。ここには登り易くする為木の階段が作られておりますが、階段は歩幅が合わない場合、逆に歩き辛くなってしまいます。今回もそのパターンだったので、脇の段が無い部分を登る様にしました。 この登山道は階段を少し登ると左に折れ、山腹をトラバースする様に平坦な道になります。登りの疲れを取りながら、のんびり山の中を歩きました。 |
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【10:00】 山頂への折返し 平坦な道から緩やかな登り坂に変わり少し歩くと、右に折り返すように登る階段が現れます。今までは広かった「関東ふれあいの道」の登山道も、ここからは細くなります。実際のところ階段は設置されていますが、その半分以上は使いませんでした。しばらく階段の登山道を登ると、やがて尾根の平らな道になります。 道の先には階段が見え、いよいよ山頂が近いという感じです。階段の近くまで行くと、見上げる程に長く続いています。ここの階段の両脇は狭い上に霜が解けてドロドロになっているので階段を使うしかありません。疲れも出て来たので、一歩一歩ゆっくりと登ります。やっと真っすぐな階段を登り終えたと思ったら、実は曲がった先にまだ階段は続いていました。ガックリした気持ちを立て直して再び登り始めます。 すぐそこに山頂がある事を信じて。 |
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【10:15】 大桁山山頂到着 最後の長い階段を登り詰めると、やっと山頂に到着です。 山頂部は細長くとても広いです。先客は誰も居なく、広い山頂に2人だけで休みます。少し経ったとき登山者が1人登ってきました。鍬柄岳の鎖の情報を聞かせてくれた方です。結局この山で出会ったのは、この方1人だけでした。 ふと気づくと、先程まで強く吹いていた風がここでは感じません。周りの木は揺れているので吹いてはいると思うのですが、多分西側の木が防風林の役割を果たし弱まっているのだと思います。そのお陰でゆっくり休む事が出来ました。 この山頂からの眺めは少し木が邪魔する所もありますが、西側以外は比較的良いです。特に東側は木も無く抜群です。北側に目を移すと、妙義山が一部だけ見えていました。展望だけで言えば、鍬柄岳の方が良かったです。 |
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【10:40】 下山開始 下山は登って来た道をそのまま戻ります。順調に下っていたのですが、中間地点付近で不注意から転倒してしまいました。怪我は無かったのですが、腰のポーチに入れていたスマホの画面にヒビが入ってしまいました。転倒の注意は勿論の事、物を入れる場所も注意しなければなりませんね。 【11:35】 登山口へ無事帰還 鍬柄岳は下を通過するだけなので、下りの時間は早いです。1時間弱で登山口まで戻ってくることが出来ました。 駐車スペースには相変わらず私達の車が止まっているのみでした。 |
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【復路】 帰りは来た道を戻らずに、林道を通り下仁田の街中に向かいました。下仁田名物のかつ丼を食べに「常盤館」という旅館へ行ってみたのですが、この日は予約で一杯になっているらしく入る事は出来ませんでした。そこで昨年小沢岳に登った時に寄った「きよしや食堂」がすぐ近くだったので、またそこへ寄る事にしました。食べたのは前回と同じかつ丼、相変わらず混んでいましたが美味しかったです。 その後道の駅近くから大桁山が良く見えたので、写真を撮り桐生へ帰りました。 |
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【ひとこと】 今回は一度で全く違う2つの山を楽しむ事が出来ました。100m近く鎖場を登る鍬柄岳は、怖さはありましたが楽しかったです。ここの山頂では風が強くゆっくり出来なかったのは残念でした。今回の登山で出会ったのは1人だけでしたが、その人は暇さえあれば休みの度に登っているらしいので、大桁山を選んで登りに来たという人には出会いませんでした。この山はツツジが奇麗だという話も聞くので、その時期には登山者も増えるのではないでしょうか。 |