山 名 | 嵩山 | ||||
標 高 | 789m | ||||
山 域 | 北関東(群馬県) | ||||
地図表示 |
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日 程 | 2017年5月5日(金) | ||||
天 気 | 晴れ | ||||
メンバー | 神楽師、妻、息子 | ||||
標高差 | 240m(累計標高差:324m) | ||||
歩行距離 | 2.8Km | ||||
歩行時間 | 2時間5分 | ||||
駐車場 | 無料 | ||||
一般道距離 | 往路:65Km | 帰路:65Km | |||
高速道距離 | 往路:- Km | 帰路:- Km | |||
有料道路料金 | 往路: - 円 | 帰路: - 円 | |||
行程 | 自宅(6:00)→(7:50)道の駅霊山たけやま・表登山道入口(8:15)→(8:30)展望台→(8:55)小天狗(9:00)→(9:07)不動岩(9:10)→(9:30)胎内くぐり(9:40)→(9:45)中天狗→(9:55)御城の平→(10:05)嵩山山頂・大天狗(10:22)→(10:30)御城の平→(11:00)東登山道入口・道の駅霊山たけやま(12:30)→(14:30)自宅 |
【往路】 桐生から中之条までは一般道のみを走ります。赤城南面から朝食を食べるために渋川市内まで下がり、その後国道353号線で中之条へ向かいます。国道を道なりに進むと正面に岩山があり、その岩山から吊るされた鯉のぼりが小さく見えて来ます。これが目的地の嵩山です。中之条の市街地から右手に入り、坂道を進むと正面に嵩山が大きく見えます。嵩山の麓には道の駅霊山たけやまがあり、登山者もここの駐車場を利用します。この日は嵩山まつり(毎年5月5日)が行われる日で、その準備が進められていました。 | |
【7:50】 道の駅霊山たけやま駐車場 この道の駅は駐車場を登山者用としても開放しています。嵩山まつりの日という事もあり、駐車場は半分以上うまっていました。 この山には登山口は2ヶ所あります。駐車場に近いのは東登山道入口ですが、一般的には表登山道から登るらしいので少し離れた登山口へ向かいます。と言っても、200m位ですが。 【8:15】 表登山道入口より登山開始 入口の鳥居をくぐると階段があり登りのスタートです。この山には観音像が33ヶ所に安置されており、嵩山三十三観音と呼ばれています。登り始めてすぐの所に一番がありますが、この後は少し先になります。道は本格的な登山道になり、傾斜も徐々にきつくなってきます。九十九折りの登山道を登って行くと、スカイツリーと同じ高さと言う標識があります。その少し先が五合目で、更に少し登ると展望台への分岐があります。眺めが良く休める場所らしいので、展望台に寄る事にしました。 |
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【8:30】 展望台(東屋) 登山道の分岐から展望台までは2分程で着きます。展望台は東屋になっていて、雨や日差しをしのげます。確かに正面の展望は良く榛名山や浅間山等は見えますが、周りに木が茂っている為隙間からといった感じです。ここからは来た道を戻らずに、そのまま登れば元の登山道と合流します。この後、二・三・八・九・十番の観音像を巡り稜線を目指します。 【8:50】 天狗の広場 八・九・十番観音は近くに集まっており、そこを過ぎると登山道の傾斜は緩くなります。稜線が近くなった様で、少し歩くと天狗の広場に出ます。ここは二の丸跡で広くなっており、多くの人が休んでいました。ここから小天狗までは目と鼻の先なので、休まず小天狗を目指しました。 |
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【8:55】 小天狗頂上到着 天狗の広場から2分も歩かないうちに、小天狗手前の岩場に着きます。鎖やロープは無いのですが、それ程急では無いので足場を見極めればすんなり登れます。 頂上には小さな石の祠があり、展望はほぼ360°です。まず目に入って来たのが正面に見えた雪山で、白砂山等の吾妻方面の山々です。左に目をやると浅間山が見え、更に左には榛名山が見えていました。北東側を見ると少し盛り上がった部分があり、これが大天狗で嵩山の山頂です。この小天狗も岩山の頂きなので高度感はあります。すぐ横は数十mの絶壁になっているので気を付けなければなりません。 西側の眼下には小さな岩が見えます。不動岩と呼ばれる岩で、ここにも登る事が出来ます。折角なのでここへも向かう事にしました。 |
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【9:00】 小天狗頂上発 不動岩へは小天狗の左右どちらからでも行く事が出来ますが、観音像の四・五番が左だったのでこちらから向かいます。登山道は小天狗すぐ脇を通っており、そこから見る岩はとても大きく感じます。不動岩まで観音像に注意しながら歩いたのですが、少し上にあった為見逃した様で不動岩に着いてしまいました。 【9:07】 不動岩到着 不動岩への最後の登りは、垂直に近い5m程の鎖場です。足をかける場所はあるので、それ程苦労せずに登る事が出来ました。岩の上には不動明王像が安置されており、ここからの展望も抜群です。振り返ると先程まで居た小天狗が見え、そこに居る登山者がこちらを見て驚いていました。ここまで来る人は少ないのでしょうか。小天狗の人達に手を振り、声を交わして下へ下りました。 【9:10】 不動岩発 まずは来るときに見逃してしまった四・五番観音まで行って来ます。そこから戻る途中に石門があるのでくぐって反対の道に出ます。その近くには六・七番観音があり、そこから少し歩けば天狗の広場へ戻って来ます。ここでも特に休まず中天狗に向かいました。 |
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【9:30】 胎内くぐり 天狗の広場と中天狗の中間付近に東屋があり、そこを右に少し入ると胎内くぐりがあります。ここは岩に穴が開いているのではなく、岩の隙間を抜けるといった感じです。少しお腹が出ている私でも通れましたので、普通の人なら大丈夫でしょう。くぐった先は鎖があり、そこを降りると十一・十二・十三番観音があります。この辺は急で滑りやすいので注意が必要です。そこから更に下ると十四・十五番があります。このまま進めば更に観音像はあるのですが、中天狗に戻るのが大変なので引き返します。稜線まで戻ると東屋の直ぐ上に三社神社がありました。 【9:45】 中天狗 三社神社から少しの所を右に入ると中天狗ですが、そのまま進んでしまうと弘法の筆の跡に出てしまうので途中を左に入ります。中天狗は余り広くなく、石尊社があるのみです。 【9:55】 御城の平 そこから別の道で稜線に戻り暫く進むと観音像がコの字に並んだ西国秩父観音像群があります。この辺一帯が本丸跡の御城の平です。 |
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御城の平の一角には経塚があり、その先が頂上への岩登りです。大きな岩で登る距離は長いですが、傾斜はそれ程ではありません。ほとんどの部分で鎖は必要ありませんし、使う場合も補助的で良いと思います。ただ雨が降ったりして岩が濡れている時は、鎖が必要になります。 【10:05】 嵩山(大天狗)山頂到着 長い鎖場を登り切ると少し平らな部分があり、その先が頂上です。ここの一番高い所は女岩の上で、そこには石の祠と吹き流しが立てられています。鎖で登る事が出来、展望はここも抜群です。遠くの景色は先程の小天狗と余り変わりませんが、近くの景色は当然異なります。下の写真ではズームアップしているので小天狗が大きく見えますが、実際には小さく見えます。北側の下には五郎岩と烏帽子岩が見え、その先にはゴルフ場が広がっていました。 |
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【10:22】 下山開始 山頂への長い鎖場は東側に回避するルートがあります。妻は鎖場が少し苦手なので、帰りは一緒にこちらから下りました。一部岩を横断する部分はありますが、ほぼ普通の登山道です。 御城の平に戻ったら、そのまま東登山道を下ります。こちらの登山道にも一升水の岩壁や弥勒穴等の見所はあります。二十番観音は弥勒穴の中にあり、ここまで行くには鎖を使って岩を登る必要がありました。山頂への鎖場より少し大変かもしれません。 【11:00】 道の駅駐車場へ無事帰還 何ヶ所か寄り道しましたが、山頂から約40分で東登山道入口に到着しました。ここから少し下がった所が道の駅駐車場です。 車の中で着替えた後、道の駅の隣にある「そば処けやき」で名物の十割そばを食べました。 道の反対側にある親都神社も、この日はお祭りでした。折角なので参拝をして、書置きのご朱印があったので頂いて帰りました。 |
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【復路】 帰りは渋川までは来た道をそのまま戻り、そこからは赤城南面道路に上がり桐生へ向かいました。ゴールデンウィーク真っ只中の日でしたが、時間が早かった為、特に渋滞に巻き込まれる事も無く帰る事が出来ました。 | |
【ひとこと】 嵩山は標高差240mなので、気軽に登れます。普段は静かな山だと思うのですが、この日は嵩山まつりだったので人であふれ返っている感じです。スタンプラリーも行っていたので、地元の子供達や親子連れも多く登っていました。 簡単な山ですが、何ヶ所か岩登りの鎖場などがあったり、頂上での展望が抜群だったりで、十分楽しめる山でした。 |