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【往路】 6月に行った三峰山とほぼ同じルートで向かいます。高速は赤城ICから入り、赤城高原SAで朝食を食べ、沼田ICで出ます。登山口はたんばらラベンダーパークの少し先なので、約20Km一般道を走ることになります。 家を出る時は雲に覆われていた空は、高速に入る頃には青空が少し見え始め、玉原に着いた時には青空が多く広がっていました。 |
玉原高原センターハウス駐車場
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センターハウスよりスタート
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【8:15】 玉原センターハウス駐車場到着 たんばらラベンダーパークへの入口には曲がらず、そのまま少し走ると玉原センターハウスに着きます。駐車場は広くて十分ですが、舗装はされていません。トイレはセンターハウス内にあると思うのですが、時間が早いのかまだ営業はしていません。
【8:35】 登山開始
まだ登山口ではありませんが、センターハウスから登山開始です。ここから先は下りの舗装道を少し歩きます。センターハウス横には車止めがあり、一般車両は通行禁止となっています。
【8:45】 玉原湿原入口(玉原自然環境センター) センターハウスから10分程度で玉原湿原の入口に到着です。ここには玉原湿原自然環境センターがあり、外から入れるトイレも設置されています。センターハウスではトイレを使えなかったので、ここで使わせて頂きます。また湿原入口の横には十二山宮の鳥居と祠がありました。 |
湿原へ向かう舗装道
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湿原入口の玉原自然環境センター
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湿原入口の十二山宮
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玉原湿原入口
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湿原への木道
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湿原案内板
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玉原湿原
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登山道の始まり
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【8:55】 玉原湿原
湿原入口から5分程木道を歩くと、目の前が開け玉原湿原が現れます。
この湿原はブナ林に囲まれており、植生の珍しさから「小尾瀬」と呼ばれています。ミズバショウをはじめとした四季を彩る貴重な高山植物の草花を見る事ができます。湿原だけの散策であれば約1時間で遊歩道を1周出来るので、気軽に歩きたいという方にもお勧めです。
湿原の東端を歩き、テラス前を通過すると、いよいよ登山道が始まります。湿原から樹林帯に入り木道も途切れ途切れで登山道っぽくなってきました。
【9:05】 水源ルート分岐 樹林帯に入り湿原周回の案内板を過ぎ少し歩くと手書きの案内板があります。ここを右に入るとブナ平への水源ルートになります。直進は三角点経由でブナ平へ向かう道ですが、時間短縮で水源ルートへ入ります。このルートは水源という事だけあり、沢沿いの道で所々渡る場所もあります。周りにはブナの木が多くなり、登山道は徐々に傾斜を増していきます。 |
水源ルートへの分岐
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沢を渡る登山道
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稜線との合流点
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山頂へ向かう稜線
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【9:25】 稜線合流点
水源ルートの登山道を登り詰めると、稜線の登山道に合流します。この道は湿原から三角点経由のルートで、水源ルートはショートカットの形になります。この辺はブナの木が多く、既にブナ平に入っている様です。
ここから先のブナ平は傾斜もなだらかで、気持ちよく歩けます。途中にはブナの木の根が地蔵の様な形になったブナ地蔵がありました。そこから少し先にはセンターハウスへ下る分岐があります。湿原を通らずに登る場合は、このルートになります。
この分岐を過ぎて少し行った所に、笹が物凄く生えていました。身長よりも高い笹で登山道が覆われています。歩く所には生えていないのですが、掻き分けないと登山道が見えない程です。こんな状態の所が、この先何ヶ所かありました。
【10:15】 スキー場ゲレンデ
ブナ林の中を暫く歩き、登山道の傾斜が少しついて来たなと思ったら、突然スキー場のゲレンデに出ました。 |
途中にあったブナ地蔵
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センターハウスへ下る分岐
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笹に覆われて見えない登山道
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ゲレンデと合流
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ゲレンデ上部のリフト
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ゲレンデから見えた谷川岳
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ゲレンデから見えた玉原湖
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笹の多い登山道
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ゲレンデから出たり入ったりを繰り返し、徐々に高度を稼いでいきます。振り返ると、谷川岳の山々や玉原湖等が見えるようになってきました。山頂が徐々に近付くと、ゲレンデではなく樹林帯の中を歩く事になります。ブナ平程ではありませんが、笹が多く歩き辛い場所があります。
【11:00】 パーク駐車場への分岐 ゲレンデの最上部を過ぎて少し行くと、パーク駐車場への分岐があります。ラベンダーパーク駐車場に車を止めて登るのならば、パーク内を通らないこのルートになります。 ここからは山頂までの最後の登りです。今までよりも傾斜は増していますが、急登と言うほどではありません。10分弱で山頂です。 |
スキーパーク駐車場への分岐
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山頂へ向かう最後の登り
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鹿俣山山頂到着
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霞んで見える赤城山
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【11:10】 鹿俣山山頂到着
山頂はそれ程広いという感じではありません。周りは相変わらず笹で覆われていて、北側は全く見えず南側の一部が開けている程度です。そう言えば今回の登山では、北側の景色が見える所はありませんでした。山頂の南端は展望台の様になっており、西側も少し見える様になるので180度位は見渡せます。
眼下にはラベンダーパーク、その先には玉原湖、正面には6月に登った山頂部が平らな三峰山が見えています。その少し左にはピラミッドの様な三角の戸神山、更に左を見ると霞んで完全には見えませんが赤城山がありました。 この山頂は空気が澄んでいれば、富士山まで見渡せるロケーションの良い場所です。この日は天気は良くなったものの、低い雲が有ったり霞んでいたりして遠方までは見えませんでした。やはり遠くの景色を楽しむには、秋から冬にかけて来なければならない様ですね。 |
ラベンダーパークと玉原湖
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ラベンダーパーク
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玉原湖
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頂上からのパノラマ
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下山開始
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ラベンダーパークへの下山道分岐
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ゲレンデを横断
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【11:30】 下山開始 山頂では20分程休んで下山を開始します。何ヶ所かある分岐をそのまま直進し、ゲレンデにあるラベンダーパークへの分岐まで登って来た道を戻ります。
【11:50】 ラベンダーパークへの分岐 赤い標識がある分岐の所でゲレンデを横断します。古い木の案内板に従い樹林帯に入り下山再開です。この道の周りにもやはり笹が多く生えています。場所によっては道が覆われていたり、道が狭くやっと歩ける所があったりと、本当にここで良いのかなと心配になってしまいました。最初はゲレンデを歩いて下山するのかなと勝手に思い込んでいたのですが、それは間違いだった様です。実際にはゲレンデとゲレンデの間の樹林帯を下るこの道が正解でした。 |
ゲレンデから樹林帯へ
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樹林帯の中の下山道
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ラベンダーパークへ到着
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一部に残っていた遅咲きラベンダー
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【12:20】 ラベンダーパーク到着 樹林帯の中を下って約30分、ラベンダーパークへ出ました。Yの字型になっているラベンダー畑の丁度窪んでいる所の様です。 別の所に書いてあったのですが、登山や湿原散策の途中でもパークを見学するには入場料を払わなければならないとの事です。通過だけならば払わなくても良いらしいのですが、その分かれ目は曖昧な感じです。今回はチェックする場所も係員も居なく、払いたくても払えない状況でした。(笑) パークには多くの人が居ますが、登山スタイルの人は居ません。何となく浮いてしまっていますが、そんな事は気にせずパーク内を見学します。でもラベンダーの最盛期は過ぎてしまった様で、遅咲きのラベンダーが一部に残っていた程度でした。それでもアナベルは奇麗に咲いていました。 時間は昼食時でお腹も空いてきたので、レストハウスの前の小屋で作っているピザとハンバーガーを食べる事にしました。ピザはまあ普通です。たんばらチーズバーガーは800円と高めですが、パンはカリッとしていてボリュームもありとても美味しかったです。 |
大展望台から見たラベンダーパーク
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綺麗に咲いていたアナベル
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盛り上がっているのが鹿俣山山頂
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たんばらチーズバーガー
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レストハウスから少しゲレンデ歩き
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玉原湿原への遊歩道入口
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登山客に対する注意書
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湿原への遊歩道は下り坂
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【13:35】 玉原湿原への遊歩道入口
レストハウスからゲレンデの歩道を約5分下ります。ゲレンデの右側に遊歩道の入口があり、ここから入る人に対する料金の注意書がありました。この先にはリフトがあり、動いているリフトの下は安全の為トンネルで抜ける様になっていました。ここからは樹林帯の中を通る湿原への遊歩道で、ほぼ平らか下り坂になっています。
遊歩道を約20分程歩くとブナ平への分岐に着きます。湿原を通らずにブナ平へ行くには、ここから登る事になります。そこを通過すると直ぐ舗装道に出ます。朝歩いた湿原への道なので、左へ折れセンターハウスへ向かいます
【14:00】 センターハウスへ無事帰還 駐車場の車は若干増えている様ですが、広い駐車場はガラガラの状態です。センターハウスは結局営業していなかったらしく、どうなっていたのでしょう。 |
リフトの下を抜けるトンネル
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湿原への遊歩道は下り坂
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ブナ平への分岐
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センターハウスへ無事帰還
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【復路】 帰りは三峰山の時と同じく、道の駅川場田園プラザへ寄りました。今回はわざわざ遠回りをして寄ったのではなく、根利経由で帰る通り道になっていました。昼食はラベンダーパークで済ませているので、ここでは雪彩庵のかき氷を食べてから買い物をして桐生へ戻りました。 |
【ひとこと】 今回は玉原湿原経由で水源ルートを登りましたが、花等が無い時期ならば直接ブナ平に登っても良いかもしれません。湿原まで一旦下るので、標高差は500m程度になりますが、行程が長く稜線を歩いたりしたのでそれ程登った感じはしませんでした。 それにしても驚いたのは登山道の周りに生えている笹です。全体的にあったのですが、特にブナ平の先は身長位までの高さで先が見えません。それが100m近く続き大変でした。今考えると、その辺は木が少なく陽が良く当たり笹が成長してしまったのかもしれません。 |