山 名 | 根本山 ・ 熊鷹山 | ||||
標 高 | 1,199m ・ 1,169m | ||||
山 域 | 北関東(群馬県 ・ 栃木県) | ||||
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日 程 | 2019年4月6日(土) | ||||
天 気 | 晴れ(強風) | ||||
メンバー | 神楽師、息子 | ||||
標高差 | 634m(累計標高差:760m) | ||||
歩行距離 | 11.6Km | ||||
歩行時間 | 5時間10分 | ||||
駐車場 | 無料 | ||||
一般道距離 | 往路:28Km | 帰路:28Km | |||
高速道距離 | 往路:- Km | 帰路:- Km | |||
有料道路料金 | 往路: - 円 | 帰路: - 円 | |||
行程 | 自宅(7:40)→(8:35)根本山登山口駐車場(8:50)→(9:00)根本沢コース登山口→(10:50)籠堂跡→(11:10)根本山神社本社(11:15)→(11:45)行者山→(12:05)中尾根十字路→(12:15)根本山山頂(12:40)→(12:55)十二山神社→(13:35)熊鷹山山頂(13:55)→(14:15)石鴨林道出合→(15:15)根本山登山口駐車場(15:30)→(16:20)自宅 |
【往路】 自宅と同じ桐生市内の山ですが、最北端に位置している為車で1時間近くかかってしまいます。梅田町をひたすら北上し、林道三境線の入口が登山口です。登山口の少し手前には石鴨八幡宮があり、そこにはトイレが設置してあるのでお借りします。この日は朝から晴天で綺麗な青空が広がっていましたが、強い風が吹く事と黄砂が来ると言う予報が気になります。 | |
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【8:35】 根本山登山口駐車場 桐生市街地より梅田町に入り約17Km、道が大きく左に折り返し林道三境線に入る所が登山口になっています。手前の左側には駐車スペースがあり、20台程止められそうです。 【8:50】 根本山登山口より登山開始 三境線に入る左カーブの所が登山口で、根本山へは進入禁止となっている正面の道を進みます。舗装道をそのまま進むと少し広くなっている場所があり、登山道コース案内板や登山届提出用ポストが設置されています。 【9:00】 根本沢コース登山口 案内板の直ぐ先は不死熊橋で、橋を渡るとゲートがあります。以前はここまで車で入れたらしいです。根本沢コースの入口はこのゲートの左側で、滑りやすい急な岩場になっています。私達はここを登りましたが、安全を優先するのならば中尾根コースからも途中で根本沢コースへ合流する事が出来ます。 |
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いよいよ根本沢コースの始まりです。山頂まで真っ直ぐに登る中尾根コースに比べ、こちらは沢沿いに遠回りをしながら根本山神社を経由して登るコースです。 このコースには丁石という「○丁」と刻まれた石柱があり、根本山神社までの間で二十丁から徐々にカウントダウンしていきます。全部で8ヶ所あり、これを探しながら登れば気が紛れ疲れも軽減される気がします。 ここのコースは登山道がバリエーションに富んでおり、何度も沢を渡ったり、岩の上を歩いたり、ロープの張られた岩を登ったりします。また登山道が枯葉で埋まっている場所もあり、踏み外しに注意が必要です。 根本沢コースを1時間半程登ると、石柱や石灯籠等が増えてきます。突然崩れかけの石段が現れて、神社が近くなってきたのかなと言う感じがします。 【10:50】 籠堂跡 そして石段から少し登った所に籠堂跡があり、根本山神社本社までもう少しです。この辺で道は二手に分かれ、直進は男坂で近道ですが急らしいです。左手は女坂で遠回りをする分、少し緩やかな登りの様です。こちらが表参道になっているらしいので、女坂へ進みます。 |
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女坂と言っても急な岩場が連続しますので、普通の山ならば男坂レベルの登りです。梯子から始まりロープの張られた岩場や大小の石がゴロゴロした急登を登ると、首の無い薬師如来が建っています場所に着きます。ここを過ぎると傾斜は更にキツクなり、鎖場があられます。下からは木の間から建物らしき影が見え、登るにつれて神社だとハッキリ分かって来ます。 【11:10】 根本山神社本社 何本かの鎖を登り切ると、そこには釣鐘堂が建っています。そしてその先が根本山神社本社です。岩の上ギリギリに建てられており、下を見ると断崖絶壁です。社殿でお参りしようと思ったのですが、正面の板張りの床は破損する危険があり注意と書かれています。念のため床には乗らず、横から賽銭を入れ参拝しました。 ここから先は、更に急な鎖場が連続します。釣鐘堂の前には壁の様に見える岩が立ちはだかり、鎖が取り付けられています。一見大変そうでしたが、慎重に登れば鎖に余り頼らずに済みました。 |
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根本山神社から何ヶ所か鎖場を登ると、大きな獅子岩が現れます。この岩の上は見晴らしが良く、日光白根山が正面にハッキリ見えていました。ここ根本山は展望の少ない山なので貴重な場所です。 獅子岩から更に10分程岩場を登ると根本山神社奥社があります。この前からも見晴らしが良く、日光白根山に加え男体山も見えて来ました。 【11:45】 行者山 奥社から10分弱で登りは終わりピークに出ます。標識等は無かったのですが、ここが行者山らしいです。ここからは一旦鞍部まで30m程降下します。江戸時代に設置されたらしい大きな鉄の鎖を手掛かりにします。ここも意外と急な場所ですので注意します。 【12:05】 中尾根十字路 鞍部に着くと直ぐ頂上に向けての登りが始まります。ここからは余り急登ではなく徐々に高度を上げます。鞍部から約15分、中尾根コースの登山道と出合う中尾根十字路に出ます。 |
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中尾根十字路から少し登ると稜線です。今まではそれ程風が強く吹いている感じはしませんでしたが、稜線に出ると遮るものが無いので強風が直接当たります。風に苦戦しながら稜線を少し歩くと若干の登り坂になり、その先に山頂が見えて来ました 【12:15】 根本山山頂到着 山頂は3つの尾根の交差する所になっています。周りは木に囲まれていて展望は良くありません。でも木に葉がまだ付いていないので僅かに山並みは見えます。でも1ヶ所山頂の先にある天狗の見晴らしという所からは、皇海山方面をハッキリ見る事が出来ました。山頂部には丸太の椅子があるので、ここで昼食にする事にします。ただ風は相変わらず強いので、物が飛ばされない様に注意します。それから今までは体を動かしていたので気にはなりませんでしたが、止まると体が冷えて寒いです。薄い上着を1枚着るだけでも、大分体感は違います。 【12:40】 縦走開始 余り山頂ではゆっくり出来る状況ではなかった為、素早く昼食をとり熊鷹山へ向けて縦走をスタートします。 |
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【12:55】 十二山神社 根本山山頂からの稜線は暫く下りが続き、15分位歩いた所ある少し広い場所が十二山神社です。小さい祠や、鳥居や建物の名残があります。 この先は僅かなアップダウンがある程度の稜線です。それ程疲れる事無く快適に歩けます。ただ周りに木がある為、景色が見えないのが残念です。この稜線上には十二山もあるのですが、ここは手前のトラバース道に入りパスしました。根本山山頂から1時間弱、真っ直ぐな登り坂の先に展望台が見えて来ました。 【13:35】 熊鷹山山頂到着 熊鷹山の山頂には展望台があり、その上からは360度周囲を見渡せます。西方向には赤城山、その右手には先程まで居た根本山とその奥に皇海山、更に右の北側には日光白根山と男体山が見えています。この日は快晴なのに黄砂の影響なのか、余り遠くまでは見渡せません。日光方面は奇麗に見えていますが、南側は桐生市街地がやっと見える程度でした。この山頂でも風は強く、特に展望台の上では態勢を保つのが大変でした。 |
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【13:55】 下山開始 熊鷹山からの下山は西側の道を下り、石鴨林道を目指します。この登山道は直線的な急傾斜が長く続いており、登りに使うと凄く疲れそうです。途中には信仰の山らしく、木製の鳥居が建てられていました。 【14:15】 石鴨林道出合 山頂から20分程下ると石鴨林道に出ます。ここからは約4Kmの林道で、ひたすら歩き続けます。途中には落石があったり、道が崩壊していたり危険な林道です。 そろそろ不死熊橋が近いのかなと思っていると、中尾根コースへの分岐点が現れました。根本沢コースも最初の岩登りを避ける場合、ここまでこなければならないので、意外と遠回りになります。この分岐を通過して5分程で不死熊橋へ到着です。 【15:15】 根本山登山口へ無事帰還 林道を歩く事約1時間、やっと登山口へ戻って来ました。登り始めに駐車場にあった4台の車は既に無く、後から来た車が2台有るのみでした。 |
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【復路】 帰りも朝来た道をそのまま戻ります。朝はすれ違う車がほとんどありませんでしたが、この時間になると多くなってきました。まあ、朝すれ違う車は山奥から下ってくる車なので、ほとんど無いのは当然です。 | |
【ひとこと】 根本山は平成の大合併までは、桐生市の最高峰でした。黒保根町との合併で赤城山の山頂が桐生市にもかかる様になり、その座を明け渡した山です。ここは信仰の山でかつては賑わっていた様ですが、今では静かな山になっています。やはり登山道へのアクセスの悪さが人気に影響していると思います。 今回登った根本沢コースは上級者向けとして紹介されています。沢部分は問題ありませんが、根本山神社手前からの鎖場の連続が、危険と判断されている様です。中尾根コースならば半分くらいの時間で登れますが、面白みのない登りらしいので時間があれば沢コースをお勧めします。それから最後の林道歩きは長くて飽きました。時間的には倍以上かかった沢コースの登りの方が、早く感じたくらいです。 |