【往路】　片品方面へは、根利経由で向います。カーブが多く運転は大変ですが、時間は短縮できるので便利です。吹割の滝を過ぎ平川の信号を左折して、ひたすら武尊牧場スキー場を目指して10Km以上走ります。家を出るときは雲が多いながらも青空が見えていたのに、今にも雨が降り出しそうです。途中の川は増水していて濁った水が激しく流れていました。武尊牧場スキー場を過ぎて少し走ると左側に東俣駐車場があります。入り口がちょっと見づらいので注意してください。

東俣駐車場　いざ、武尊山へ

【7：20】　東俣駐車場到着
根利経由で尚且つ道路もすいていた為、１時間半で着いてしまいました。舗装されていて、とても広い駐車場でトイレも完備されています。雨は降っていませんが、下は濡れていて増水した川の様子から昨夜は大雨が降った模様です。

【7：40】　登山開始
天候の回復を祈りつつ登山開始です。
登山口にある「熊出没注意」の看板が気になります！

登りはじめて少しの間、木の階段が続きますが、傾斜はきつくないので、さほど大変ではありません。三合平へ着くと平らな舗装道があります。
樹林帯の登山道に入り少し歩くと、「眠る男」という映画のロケ地があり、ここで一休みします。
さらに登ると、傾斜が徐々にきつくなり、道はぬかるんでいるところもあったりしてチョット歩きづらいです。

【8：50】　高山平（武尊避難小屋）
傾斜は緩急を繰り返し、しばらく登ると避難小屋に到着します。

三合平

「眠る男」ロケ地

武尊避難小屋

昨夜の雨で泥道

避難小屋を過ぎると道は益々ぬかるみ、道全体がまるで沼のようになっています。どこを歩けばいいのかわからなくなってしまう位で、こういう所では歩くスピードが極端に落ち疲れが増します。
避難小屋から1時間程で、このルート唯一の岩場があります。ロープが何本かあり特に危険で大変ではありませんが、妻は苦労しています。この辺に来ると高い木は無くなり周りが見渡せるようになりますが、霧で何も見えません。
岩場を越え少しで中ノ岳の分岐に着きます。ここからアップダウンを何回か繰り返し、山頂へ向います。やがて日本武尊銅像が現れると目的地は目の前です。

ロープで岩登り

日本武尊銅像

【10：45】　武尊山頂到着
山頂はそこそこ広く既に20人以上の人が休んでいました。周りには邪魔する木も無く、晴れていれば素晴らしい展望だと思いますが、今日は霧で何も見えず残念です。ここで昼食をとりましたが、風が強く体が冷えてくると寒くなってくるほどです。霧が晴れないかと少し待っていましたが、チョット無理そうなので下山する事にしました。

【11：40】　下山開始
下山を始めると少し雨が降ってきました。レインウェアーを着用しひたすら降ります。始めのうちは稜線歩きで、霧も少し晴れ気持ちよく下山できます。しばらくすると樹林帯の中に入り、道も単調になる為駐車場までがとても長く感じました。

【14：40】　東俣駐車場到着

武尊山頂到着

霧が少し晴れた稜線

東俣駐車場へ帰還

【帰路】　まだ時間的に早かったので、根利経由ではなく赤城山の西側から南面を通って帰ることにします。赤城南面では、時々寄るお気に入りのそば屋さんで夕食をとりました。

【ひとこと】　標高差約800mを7Kmもかけて登ります。物凄い急登はありませんが道のりが長く、それが辛く感じました。泥沼の様になった登山道が何箇所もあるのには、苦労させられました。