釜湯之舞

白瀧姫[しらたきひめ](京都宮中の官女、仁田山に養蚕・製糸・機織りを伝える)
山田之命[やまだのみこと]=山田の舎人(郡役として宮中に奉仕中、白瀧姫を見初め嫁として仁田山に迎え入れる)

 白瀧姫と山田之命が大釜の湯を榊に付け参詣者に振りかけ家内安全、身体健康、事業繁栄を願う。
その、大釜の湯を用いて繭より糸を引き、染色し糸枠に巻き上げる。
染めた糸にて丁寧に、仁田山紬を織り上げ、神前に奉納する。
 三ッ拍子で白瀧姫が登場し、神前に参拝後、平舞の囃子で一人舞を舞い、四方を清め、脇に控える。 山田之命も三ッ拍子で出て、参拝し一人舞で四方を清める。
白瀧姫と二人で繭から糸を引き、染め、糸繰りをする。
一連の作業で出来た糸で仁田山紬を織り上げ神前に奉納後、平舞の囃子で喜びの夫婦舞を舞う。

白瀧神社に語り継がれる機神(はたがみ)伝説を神楽にしたものであり、本来の釜湯の舞が伝承されなかったため創作したもの である。


白瀧姫の一人舞
白瀧姫の一人舞

山田之命の一人舞
山田之命の一人舞

大釜の湯を振りかける
大釜の湯を振りかける

二人で糸を染色
二人で糸を染色

最後に二人で夫婦舞
最後に二人で夫婦舞

今回製作した釜戸と、何時からあるの不明な糸繰り機
今回製作した釜戸と、何時からあるの不明な糸繰り機


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