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塔のへつりの後、約10Km離れた大内宿に寄ってみました。時間は10時半、紅葉の時期なので予想通り駐車場待ちの列が出来ています。でも列の長さは100m程度、数ヶ所ある駐車場(300円)に係員が順番に案内していますので10分程度の待ち時間で入ることが出来ました。
大内宿は江戸時代初期、会津と下野国今市(日光)を結ぶ会津西街道(下野街道)の宿場町として栄たところです。約500mにわたって茅葺屋根の家屋が軒を連ねますが、一時期村も近代化の波でその姿を変えつつあったそうです。昭和56年に伝統的建造物群保存地域の指定を受けたのを機に、屋根を茅葺にふきかえたり、電柱を撤去したりして、昔の姿を取り戻したそうです。
私自身ここへ来たのは2回目です。前回は2007年12月、PTAの研修旅行でしたが二日酔いで来た為良い思いがありません。昼食のそばも食べきることが出来ない位でした。
10時半を過ぎるとさすがに混んでいます。折角ここまで来たので昼食はTVでも有名な「三澤屋」でそばを食べることにしました。時間的に早いかなと思いながら様子を見に店内に入ると既に人で一杯です。順番待ちの予約をする必要があり、時間を聞くと約1時間待ちとの事。ゆっくり見て回れば丁度よい時間かなと思い順番札を受け取りました。
大内宿の周りの山は綺麗に色付いており紅葉真っ盛りです。水路脇の木や突き当たりの展望台にも綺麗な色をした木が多くあります。道の両脇は殆んどがお土産屋さんかそば屋さんです。その中で気になったのが「山形屋」の特大せんべい(250円)です。せんべい好きな私達は、そばの時間までまだ間があったのでせんべいの食べ歩きをしてみました。
11時40分、そろそろ時間になったので「三澤屋」へ戻りました。中へ入って呼ばれている番号を聞くと、まだ20番以上前で若干予定より遅れている様です。待っている間に予約を入れている人の待ち時間を聞くと、私たちの時よりも更に長くなり2時間半との事でした。結局呼ばれたのは12時10分、注文は名物の高遠そば(1,050円)です。冷たいそばに大根おろしがかかっていて、それを一本のねぎで食べるのです。大根おろしが程よく辛くさっぱりしています。箸代わりのねぎは薬味として食べますが、思った程ねぎの味が強くなく美味しく食べることが出来ました。やはりこの「三澤屋」はテレビ等で紹介されているだけあり、大内宿では1人勝ち状態の様です。食べるのであれば早い時間に行き、まず予約を入れる事をお勧めします。
そばを食べ終わったのが12時半頃、まだ時間的に早いので少し遠回りをして帰ろうということになりました。大内宿から会津若松方面に走ると大内ダムがあります。ここからは小さくですが大内宿を見る事が出来ます。日光街道は周りに綺麗な紅葉が多く、遠くには雪を被った飯豊山地が見える所もありました。その後猪苗代湖まで行き、湖畔で休憩して磐梯猪苗代高原ICから磐越道に入り帰路につきました。
帰りの東北道は渋滞です。通常2時間程度の高速道が倍もかかってしまいました。行楽時期の高速はこれが厄介ですね。 |