横手山と草津白根山を後にして、いよいよ宿泊地の草津温泉へやって来ました。人でいっぱいの湯畑の横を車で抜けて、西の河原通りにある宿泊先の奈良屋へ到着です。宿の前には一時的に車を止めるだけなので、宿の方が少し離れた駐車場へ移動してくれます。折角の旅行なので静かでのんびり出来る宿に泊まろうと思い、少し高かったけれど部屋数35室のこの宿を選びました。泊まった部屋は「しゃくなげ」、中央にリビングルームがあり、両側に和室とベッドルームを配した3部屋構造になっています。各部屋はドアで仕切られており、7人まで宿泊することが出来ます。
部屋で一休みした後、外へ散策に出かけます。草津温泉と言えば湯畑、すぐ近くなのでそこへ行ってみました。湯畑のそばには湯もみと踊りショーが見られる「熱の湯」があります。折角なので見る事になりチケット(500円)を購入しました。ショーは時間が決まっており、午後は15時30分、16時、16時30分の3回です。一番近い16時には少し時間があったので、近くの光泉寺へ参拝と朱印を頂きに行って来ました。16時から始まったショーは湯もみ実演・客の湯もみ体験・草津節の唄と踊り・湯もみ実演・客の湯もみ体験という順番で行われていました。
その後は少し離れた西の河原へ行ってみました。お土産屋で賑わう西の河原通りを約650m、10分位歩くと西の河原公園に着きます。岩の間から湧き出た温泉が川になり、所々に湯溜まりとなった池が点在しています。公園の奥には広さ500uの大露天風呂がありますが、今回はパスです。一回り見た後宿に戻りましたが、何軒か店に寄りながらだったので30分近くかかってしまいました。女性はこれが楽しいようです。
宿に戻ったのが17時半前、夕食は17時からの予定なのでそれまでは温泉に入ったりしてゆっくり過します。この奈良屋は温泉の評判がよく、実際に入ってみてもその通りで良いお湯でした。宿泊客数自体が少ない為、のんびりは入れるのも嬉しいです。
夕食は個室食事処の「蔵」で頂きます。部屋に入るとある程度の料理はテーブルに並べられており、天婦羅などの温かい物はその都度運ばれて来ます。味はこのレベルの旅館としては「可もなく不可もなく」と言った感じです。和会席という事で、一品一品出て来るのかなと思っていたのですが、勝手に期待し過ぎていたのかも知れません。
食後は少し休んだ後、再び外へ出かけます。ライトアップされた湯畑では、白く浮かび上がる湯気が幻想的でとても綺麗でした。昼間とは全く違う雰囲気で、草津温泉に泊まるのならば夜の湯畑を見なければ損ですね。宿に戻ってからもう一度温泉に入り就寝しました。
翌朝目が覚めてから朝食前にも朝湯に入りました。いつもは温泉に行っても朝湯は入らないのですが、ここの温泉は凄く良かったのでつい入ってしまいました。その後朝食を昨夜と同じ食事処で頂きます。
食後には三度目の湯畑めぐりと最後のお土産探しに外へ出かけました。朝少し雨が降っていましたが、この時は既に止んでいて助かりました。最後まで草津温泉をゆっくり楽しんで、午前10時奈良屋をチェックアウトしました。
この日の夕方には台風が接近するとの情報がある為、昼食以外何処にも寄らずに家へ帰りました。
家族での旅行もいいもんですね。次はいつ行けるか分かりませんが、また機会があれば計画しようと思います。 |