山 名 | 谷川岳(オキノ耳) | ||||
標 高 | 1,977m | ||||
山 域 | 上信越(群馬・新潟県) | ||||
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日 程 | 2020年8月29日(土) | ||||
天 気 | 晴れ(山頂雲の中) | ||||
メンバー | 神楽師、息子 | ||||
標高差 | 657m(累計標高差:731m) | ||||
歩行距離 | 6.6Km | ||||
歩行時間 | 6時間30分(超遅いです) | ||||
駐車場 | 500円 | ||||
ロープウェイ | 2,100円(往復) | ||||
リフト | 400円(片道) | ||||
一般道距離 | 往路:56Km | 帰路:56Km | |||
高速道距離 | 往路:31Km | 帰路:31Km | |||
有料道路料金 | 往路:680円 | 帰路:680円 | |||
行程 | 自宅(5:40)→赤城IC→水上IC→(7:50)谷川岳ベースプラザ→谷川岳ロープウェイ→(8:25)天神平→天神峠観光リフト→(8:40)天神峠(8:50)→(9:30)熊穴沢避難小屋(9:35)→(10:45)天狗の溜まり場→(11:35)天神ザンゲ岩→(12:00)肩の小屋(12:35)→(12:45)トマノ耳(12:50)→(13:10)オキノ耳(13:20)→(13:45)肩の小屋→(15:30)熊穴沢避難小屋→(16:15)天神平→(16:35)ベースプラザ(17:05)→水上IC→赤城IC→(19:30)自宅 |
【往路】 群馬県北部や新潟県に行く時は赤城ICから関越自動車道に入り、今回は水上ICまで走りました。 天気は晴れているのですが、霞んでいて赤城南面を走っていても遠くの山は殆ど見えません。途中で休憩した赤城高原SAからはこれから向かう谷川岳や武尊山が見えるのはずですが、こちらも雲がかかっていて見えないので少し心配です。 水上ICを出て少しの間は車も多かった車も、谷川に近付くにつれて少なくなってきました。 |
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【7:50】 谷川岳ベースプラザ駐車場 土日祝日のロープウェイは朝7時から運行しています。もう運行開始から1時間近くたっているのである程度人は多いかなと思っていましたが、それ程ではありません。ここの駐車場は7階構造になっており、切符売り場のある6階(上の写真の出入り口が6階)にすんなり入れました。 ゴンドラは定員22名ですが、コロナ感染予防の為10名に減らして運行しています。それでも待ち時間は全然なく乗る事が出来ました。 【8:25】 天神平 ロープウェイは約7分で標高1,319mの天神平へ到着します。ここは奇麗に晴れており、下に比べて空が青いです。ただ谷川岳には雲がかかっており、山頂部分が見えません。この雲が切れてくれることを祈ります。 一般的にはここから登り始めますが、今回は谷川岳全体を眺めようと思いリフトで天神峠まで上がりました。ここには展望台があり360度見渡せます。谷川岳が正面に大きく聳え、そこまで続く天神尾根が良く見えています。ただ山頂部には相変わらず雲がかかっており心配です。 |
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【8:50】 天神峠から登山開始 天神峠の標高は約1500mで、天神平からは180m程高い所にあります。スタート後は少し下りますが、やがて谷川岳を正面に見ながら歩く尾根の平らな道になり、気持ち良かったです。 平らな道と少しの下りを繰り返した後は、急な下り坂になります。約50mの高度を一気に下げ、傾斜が緩やかになると天神尾根分岐で天神平からの登山道に合流です。 【9:05】 天神尾根分岐 合流点から少し平らな道を歩くと階段が現れます。その後若干急な登りと下りを何回か繰り返しますが、まだまだ本格的な感じでありません。 途中で右側の見晴らしが良い場所があり、西黒尾根や山頂部が良く見えます。その少し先、合流から20分程登った所で、道の先に赤い建物が見えて来ました。 |
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【9:30】 熊穴沢避難小屋 登山開始から約30分、第一目標の避難小屋に到着です。ほとんどの人が休憩する場所なので、登山者で混んでいます。開いている場所を見つけて座り水分とエネルギーを補給して、この先に待っている本格的な登りに備えます。 避難小屋を出発して少し歩くと、いきなり急な岩場が現れます。ロープが設置されていますが、基本は使わなくても登れます。岩が濡れて滑る時には使うと良いでしょう。この先、急な岩場と緩やかな登りを繰り返すと、森林限界を突破し周りの景色が良く見える様になってきます。 何回か岩登りをしていたら、足に少し異変が現れました。まだ登りも半分以下なのに疲労感があります。その為呼吸も荒くなり、長い距離を連続して歩けません。今年初めての登山とは言え、こんなにも早くバテて来るとは思ってもいませんでした。10分登って少し休む、こんな感じで徐々に高度を上げて行きます。 【10:45】 天狗の溜まり場 避難小屋からコースタイムでは40分の所、約70分かけてやっと天狗の溜まり場に辿り着きました。ここは大きな岩で、上からは展望が抜群です。下には天神尾根と登って来た登山道がハッキリ見えます。山頂に向かって右手は西黒尾根の稜線で、登山者が小さく見えていました。 上を見ると山頂はまだまだ先です。正直今この状態なので、山頂まで行けるかどうか不安になります。でも少し休めは足や呼吸は復活するので、同行した息子に励まされながら登山を続けます。 |
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天狗の溜まり場からは、今までの様な急な岩場はありません。ただ山頂は近くなるので傾斜はそこそこあります。左手には俎ぐら方面の稜線が良く見える様になり、谷川岳を実感します。 【11:35】 天神ザンゲ岩 天狗の溜まり場からの登るペースも相変わらずで、超スローのままです。約40分かけて天神ザンゲ岩へ到着です。ここでも少し座って休憩をとり、最後の登りに備えます。 この先傾斜は少し緩やかになり、途中から木の階段です。ここを登り切ると肩の小屋です。 【12:00】 肩の小屋 苦しみながらも、何とか肩の小屋に到着です。当初は天神峠から2時間を予定していたのですが、実際には3時間強かかってしまいました。着いたのは丁度12時だったので、山頂は後回しにして昼食をとる事にしました。それにしてもここも人で一杯で、一密状態です。 |
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肩の小屋横で30分程昼食タイムをとり、山頂へ向けて再スタートです。ここからの登りは、それ程傾斜は急ではありません。周りは真っ白で何も見えませんでしたが、尾根へ出ると一瞬下の景色が見えました。 【12:45】 谷川岳山頂トマノ耳到着 肩の小屋から約10分で、双耳峰最初の山頂のトマノ耳に到着です。雲に中には入っていませんが、やはり周りは見えません。順番を待って山頂での写真を撮り、オキノ耳に向かいます。 トマノ耳からオキノ耳までは、一回下って登り返します。下り切ってオキノ耳を見上げた時は雲の中でしたが、途中ではまた下の方の雲が切れてマチガ沢が見えて来ました。山頂が近付くと傾斜は若干急になり、やはり登るスピードは落ちてしまいます。 【13:10】 谷川岳山頂オキノ耳到着 トマノ耳から約20分、谷川岳の最高点オキノ耳に到着です。ここも雲の中には入っていませんでしたが、周りの景色は何も見えません。ただ東側のマチガ沢や一ノ倉沢は、時々雲が切れて下の方が見えて来ます。覗き込むと高度感が凄く吸い込まれそうな感じです。下をよく見ると2人組が岩壁に挑んでいます。自分には到底出来ないチャレンジですね。 20年前に来た時は登っている間雲の中だったのに、山頂へ着いた途端に晴れて来ました。今回もそれを期待しましたが駄目でした。 |
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【13:20】 下山開始 オキノ耳には10分程滞在し下山を開始します。また少し雲がかかって来たのか、トマノ耳は見えません。そしてそのトマノ耳までもう一度登らなくてはなりません。ほんの少しの登りですが、途中で休みを入れる程この時の私には辛かったです。トマノ耳を通過し下って行くと、雲の中に肩の小屋が見えて来ました。 【13:50】 肩の小屋出発 肩の小屋に戻り少し休んでから本格的に下山開始です。階段を下り始めて少したつと、腿にハリ感が出て来ました。やがて攣りそうになってしまったので、下るのをやめて休みます。歩きと休みを繰り返しながらの下山なので、またもやスローペースになってしまいました。真っ直ぐ降りると腿に負担がかかるので、体を斜めにして下ります。 標高が下がると周りの雲が取れ、景色が見える様になって来ました。下山も苦しかったですが、この景色を見ながらなので気が紛れて少し気が楽になった様な気がします。 |
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所々で小休止、天神ザンゲ岩と天狗の溜まり場で大休止をとりながら下山を続けます。岩場は特に辛かったですが、徐々に足も慣れて休む頻度も少なくなって来ました。 【15:30】 熊穴沢避難小屋 最後の岩場を下って平らな道になると、熊穴沢避難小屋です。ここで少し長めに休みをとり、最後の下山に備えます。ただ距離的にはまだ半分も来ていないので、2Km以上も残っています。 この先は若干の登りもありますが、基本的には緩やかな下りなので他の人と同じペースで下りられました。 【16:15】 天神平へ無事帰還 熊穴沢避難小屋から約40分、やっと天神平に到着しました。途中雷の音が聞こえて来ましたが、何とか大丈夫でした。雷雲が近付くとロープウェイは運休してしまうらしいので心配していました。天神平に着いたら急いでロープウェイに乗り下ります。ベースプラザ駐車場の同じ階には3台位しかなく、皆既に帰ってしまった様です。 |
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【復路】 駐車場を出たのは午後5時過ぎ、予想以上に遅くなったので帰り道は空いています。「道の駅みなかみ水紀行館」に寄り、水上ICから高速に入りました。途中お腹が空いてきたので、赤城高原SAで夕飯を食べます。赤城ICで高速を出て、赤城南面道路の1本上の道「からっ風街道」を走って帰りました。時間も7時頃になっていたので、周りは暗くなり前橋や伊勢崎の夜景がとても奇麗に見えていました。 | |
【ひとこと】 コロナ禍で一時期は登山も自粛ムードが広がっていましたが、最近では登山者も戻ってきている様です。朝の赤城高原SAには登山の服装をした人が多く、谷川岳も多かったです。実際私も今まで自粛していて、この日が今年初めての登山です。 前回から約9ヶ月振りの登山だったので、ある程度の苦戦は覚悟していました。普段は約30分の散歩や軽い筋トレはしていたので、まったく運動をしていないと言う訳はありませんでした。それでも実際登ってみると、登りはバテバテで下りは足が攣りそうになる悲惨さで、予定していた所要時間よりも2時間近く遅れてしまいました。登山道の端で何回も休み、目の前を何人も登山者が過ぎていく状況はとても情けなかったです。思い返すと約1年前に登った西穂独標と同じ状態でした。単に体力の問題なのか、歩き方の問題なのか、他に問題があるのか、色々対策を考えながら次の山に挑みたいと思います。 |