山 名 | 日光白根山 | ||||
標 高 | 2578m | ||||
山 域 | 北関東(群馬・栃木県) | ||||
地図表示 |
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日 程 | 2021年9月20日(月) | ||||
天 気 | 晴れ | ||||
メンバー | 神楽師、息子 | ||||
標高差 | 578m(累計標高差:618m) | ||||
歩行距離 | 7.5Km | ||||
歩行時間 | 4時間 | ||||
駐車場 | 無料 | ||||
一般道距離 | 往路:74Km | 帰路:74Km | |||
高速道距離 | 往路: - | 帰路: - | |||
有料道路料金 | 往路: - | 帰路: - | |||
行程 | 自宅(5:30)→(7:30)丸沼高原(8:02)→ロープウェイ→(8:12)ロックガーデン→(8:25)日光白根山登山口→(8:40)血ノ池地獄との分岐→(8:55)七色平分岐→(10:30)白根神社→(10:45)日光白根山山頂→(11:00)昼食休憩(11:40)→(12:30)弥陀ヶ池分岐→(12:35)弥陀ヶ池(12:40)→(12:45)弥陀ヶ池分岐→(13:25)六地蔵・血ノ池地獄分岐→(13:33)白根山・血ノ池地獄分岐→(13:48)日光白根山登山口→(13:50)ロックガーデン(14:10)→ロープウェイ→(14:20)丸沼高原(14:50)→(17:00)自宅 |
【往路】 桐生から片品方面に行くには、黒保根から赤城山の北側を通り薗原ダムまで走る根利経由が一番早いルートです。カーブは多いですが道幅はそこそこ広いので、思った程走り辛くない道です。薗原湖を過ぎてからは国道120号線へ合流し、そのまま丸沼高原へ向かいます。 2日前には台風が関東の南岸を通過しました。この日もまだ台風一過の天気で、雲は若干出ているものの奇麗な青空が広がっています。湿度も低い様なので、遠くの山まで見渡せそうです。 |
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【7:30】 丸沼高原駐車場 国道120号線を走る半分位の車は、丸沼高原の駐車場に入って行きます。ロープウェイの運行開始直後なのにセンターステーション前は一杯で、道路脇の駐車スペースにも多く止まっています。ただ「登山者は第一駐車場へ」との案内板が出ています。登山者の多くはこれを無視して駐車していましたが、何となく気が引けたので奥の第一駐車場に入れる事にしました。 センターステーションでチケットを購入する時は特に混雑していなかったのですが、ロープウェイ乗り場では行列が出来ています。今はグループ毎の乗車になっていて、ソロ登山の人は一人で乗る事になるのでその影響も有るかもしれません。 【8:12】 ロックガーデン ロープウェイは10分少々で山頂駅に到着します。この辺はロックガーデンと呼ばれ、日光白根山の山頂部が正面に聳えています。展望テラスからは西から北側の眺望があります。空気が澄んでいるので武尊山や至仏山・燧ヶ岳等がハッキリ見えます。ただ遠くには雲が出ていて、谷川岳や浅間山は余り見えませんでした。この展望テラスには無料の足湯も併設されています。 |
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【8:25】 日光白根山登山口 ロックガーデンの出口には二荒山神社の鳥居があり、そこから1分程の所に二荒山神社があります。ここで登山の無事を祈念して参拝し、すぐ横にある動物侵入防止柵を通った先から登山道は始まります。 この先途中までは散策路にもなっているので、歩き易い道が続きます。少し歩くと階段が現れ始め傾斜も増してきますが、まだ登山の為の準備運動には丁度良い感じです。 【8:40】 血ノ池地獄への分岐 散策道はまだ続きますが、比較的緩やかな道はこの分岐で終わりです。右が山頂へ続く登山道で、ここから急な階段が連続します。標高差としては60m程度ですが、傾斜が急なので大変疲れます。 階段を登り終えると少し広い所があり、休憩をしている人が多くいました。ここから少しの間はほぼ平らな道で、途中では大日如来の小さな石像が登山者を見守っていました。 |
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【8:55】 七色平分岐 急な階段を登り切り、少し歩くと七色平分岐に到着します。散策路はここで左に折れ、七色平から六地蔵を経由して戻れます。4年前は登山ではなく紅葉見物に来たので、この分岐を左折して散策路を戻りました。この時はまさか散策路にこんな階段があるとは思わず驚きました。 この分岐を右に行くと、いよいよ本格的な登山道が始まりです。ここからは今までの道とは違い、大きな石や木の根が多くなり少し歩きづらくなります。最初は急登と緩やかな登りを繰り返している感じですが、徐々に急登が長くなります。時々休憩を入れながら、ひたすら登り続けます。 やがて周りが明るくなり、気が付くと木の高さが低くなって来ていました。木の間からは至仏山などの山々が見えています。 頭の上にはほとんど木が無くなって来たので、森林限界は近い様です。 |
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【9:55】 森林限界突破 七色平分岐から丁度1時間で森林限界を突破しました。周りには高い木が無くなり一気に視界が広がります。目の前には山頂まで続く道が見え、まだまだ道のりは長そうです。その上急登の様なのでゲッソリです。ただ、振り返ると近くの山から遠くの山まで良く見えているので、テンションを上げて頑張ります。この辺から登山者が多くなった感じで、列になって登っている姿が遠くに見えていました。 この先の登山道はザレ場です。上に行くにつれて急登になり、ズルズル滑るので歩きづらいです。途中急登を登り終えた所で、上に標柱が小さく見えて来ました。山頂?と勘違いしがちですが、これは白根神社の標柱です。 この辺で一休みした時に周りを見渡してみたら、かすかに富士山が見えていました。少し雲が出ていたので見えたり隠れたりでしたが、何とか写真を撮影する事が出来ました。 山頂が近付くと溶岩ドームの大きな岩が現れ始めます。あと少し、最後の頑張りです。 |
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【10:30】 白根神社 急登を登り切った所に有ったのは、山頂では無く白根神社の祠でした。下から見えた白い標柱もこの神社の物です。南東方向には男体山と中禅寺湖が半分位見えて来ました。 実際の山頂はここから一旦下って登り返した先にあります。登山者が続々と山頂に向かっているので、それに続いて登ります。 【10:45】 日光白根山山頂到着 急な岩場を登って、大きな岩の間を抜けると山頂です。山頂部分は岩が積み重なった上にあり、360度の展望があります。武尊山から至仏山・燧ヶ岳・会津駒ヶ岳・男体山等、有名な山々が一望できます。ただここは広くは無いので、ゆっくり休む場所ではありません。写真撮影を一通り済ませ移動します。 日光白根山の山頂部は、下から見ると三つのピークが並んで見えます。上に来てみると確かに三つのピークがあり、山頂は二つ目のピークだったのでもう一つのピークへ言って休む事にします。 山頂から見た感じでは分かりませんでしたが、こちらは広く休む所が多くあります。下まで行くと五色沼が良く見える所があったので、そこで昼食休憩にしました。ここまで来ると中禅寺湖は、ほぼ全部見えている様です。西側の山が遠くまでよく見え、エメラルドグリーンの五色沼は直ぐ下に見えていました。 |
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【11:35】 下山開始 山頂で約1時間ゆっくり休んで下山を開始します。登った時とは違い弥陀ヶ池へ向かうルートです。最初は溶岩ドームのすぐ脇を下り、その迫力に圧倒されます。正面の下には登り始めた場所のロックガーデンが丸く見えていました。 こちらのルートの中盤は真っ直ぐな急坂で、浮石も多く非常に歩きづらいです。特に下りは滑る事にも注意しなければならないので大変です。正面には綺麗な色の弥陀ヶ池が見え、徐々に大きくなる事で下っているのを実感します。 【12:30】 弥陀ヶ池への分岐点 下山開始から約1時間で弥陀ヶ池への分岐点に到着しました。ここから少し寄り道する事になりますが、折角なので弥陀ヶ池へ向かいます。 【12:35】 弥陀ヶ池 弥陀ヶ池は非常に水が澄んだ池です。この日は風も無く水面の波も少なかったので、景色が綺麗に映り込んでいました。青空をバックにしたV字の谷が水面に反射し綺麗なXを作っていました。 |
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【12:45】 七色平と座禅山の分岐 弥陀ヶ池から先程の分岐に戻るのですが、何故かここが非常に辛かったです。標高差にして30m程度なのですが、下りに慣れてしまった足は登る事を拒否してしまった様です。 ここから多くの人は直進して七色平方面へ下るのですが、少し遠回りをして座禅山経由で戻る事にしました。分岐を右に折れ、ほんの少し登ると座禅山です。実際の山頂は登山道から離れた所ですが、登山道脇に標識はありました。そこから少し歩くと座禅山の火口があります。今は木に覆われて底は見えませんが、火口壁は見えて迫力はあります。その後は樹林帯の中をひたすら下ると七色平との分岐に出たので、ここを右の六地蔵方面へ進みます 【13:25】 六地蔵・血ノ池地獄分岐 このまま六地蔵へ進み賽の磧まで行ってしまうと、もう一度登らなくてはならないので血ノ池地獄の分岐から最初の道へ戻ります。途中にあった血ノ池地獄は、何となく赤っぽく見える小さな池でした。 |
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【13:33】 白根山・血ノ池地獄分岐 血ノ池地獄の分岐からは、朝歩いて来た道に戻ります。ここからは傾斜もなだらかな道になり、スムーズに歩けます。 【13:48】 登山口へ無事帰還 山頂から2時間強、赤い社殿の二荒山神社が見え無事に登山口の柵へ到着です。ロックガーデンに戻ってからは展望テラスへ行き景色を眺めます。朝は奇麗に晴れていた空は雲が多くなり、遠くの山は良く見えません。振り返って白根山を見ると雲に隠れてしまっています。朝は逆光で見えづらかったので午後に期待していましたが、少し残念でした。 この後は天空の足湯で疲れた足を癒してロープウェイで下りました。 【14:20】 日光白根山ロープウェイセンターステーション この時間になるとロープウェイで上る人は少なく、センターステーションも空いていました。駐車場は朝に比べれば多くなっていますが、まだ空きがある状態です。これが数週間後の紅葉の時期になれば、もっと混雑するのだと思います。 |
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【復路】 帰りは片品の道の駅に寄り、朝と同じで根利経由で帰りました。根利の道では前に少しゆっくり目の車が走っていたので、予想よりも若干時間がかかってしまいました。ただここは渋滞が無いので、その点は気楽に走れます。 | |
【ひとこと】 日光白根山は2001年以来20年振り2回目の登山になります。その時は菅沼登山口から登り、今回より標高差があるキツイコースでした。今回山頂から下って来た急な道を登っているので、その時はまだ元気があったのだなと変に感心しました。 今回はロープウェイを使った登山で、多くの人がこちらのコースを使っています。菅沼からのコースに比べれば楽ですが、散策コースの階段やザレ場の急登などキツイ所は多いです。自分自身登る前は大丈夫かなと思っていましたが、実際登ってみると何とか大丈夫でした。3週間前に赤城山を登っていたので、足が登山に慣れていたのだと思います。間隔をあまり開けずに山を登れれば、もう少し楽に登山できるのかも知れません。 |