笠ヶ岳(尾瀬)

山 名 笠ヶ岳(尾瀬)
標 高 2,057m
山 域 北関東(群馬県)
地図表示
Google Map 2DルートMap 3DルートMap
日 程 2018年8月18日(土)
天 気 晴れ
メンバー 神楽師、息子
標高差 466m(累計標高差:680m)
歩行距離 13.5Km
歩行時間 6時間5分
駐車場 1,000円
一般道距離 往路:80Km 帰路:70Km
高速道距離 往路:- Km 帰路:- Km
乗合タクシー 往路: 980 円 帰路: 980 円
行程 自宅(5:10)→(7:00)尾瀬第一駐車場(7:30)→(7:55)鳩待峠(8:10)→(9:00)原見岩→(9:30)笠ヶ岳分岐→(9:35)オヤマ沢田代展望台(9:45)→(9:55)悪沢岳→(10:35)小笠直下→(11:15)笠ヶ岳山頂分岐→(11:30)笠ヶ岳山頂(12:20)→(12:40)片藤沼(12:45)→(14:20)笠ヶ岳分岐→(15:30)鳩待峠(15:50)→(16:15)尾瀬第一駐車場(16:30)→道の駅尾瀬かたしな→(18:40)自宅
【往路】 片品方面へは根利経由で行くので、今回は丸美屋自販機コーナーで朝食を食べる事にしました。丸美屋の場所は花輪駅の近くで、根利方面に曲がる下田沢の交差点から5Km位先になり往復約10分の寄り道です。天ぷらうどんとトーストサンドを食べ、天ぷらうどんはえび天付きの大当たりでした。
根利経由の道は何時も空いていて、スムーズに走る事が出来ます。薗原ダムの上を走り、国道120号線に合流すると車の量は増えてきました。尾瀬方面に曲がる鎌田の交差点手前には、最近「道の駅尾瀬かたしな」がオープンしました。ここには帰りに寄る事にし、そのまま尾瀬へ向かいます。

丸美屋自販機コーナー
丸美屋自販機コーナー

尾瀬第一駐車場の乗合バス・タクシー乗車券販売所
尾瀬第一駐車場の乗合バス・タクシー乗車券販売所

【7:00】 尾瀬第一駐車場
鎌田交差点から約8Km走ると尾瀬の駐車場です。ここには駐車場が2ヶ所あり、川の反対側の第一駐車場に入れます。8月は土日が交通規制なので、280台入る駐車場は半分以上埋まっていました。ここで登山の支度をしトイレを済ませ、鳩待峠へ乗合タクシーで向かいます。乗合タクシーは9人乗りで台数は多くあるのですが、定員になるまで出発はしません。今回は乗り込んでから3分位で出発になりました。

【7:55】 鳩待峠
駐車場から約20分で鳩待峠に到着です。前回(10年前)に来た時は鳩待峠休憩所前までタクシーは行ったと思ったのですが、今は100m位手前の駐車場が乗降所及び待機所になっていました。
休憩所前には登山の準備をしている人が多くいます。ここからは尾瀬ヶ原に下る人と、登山口から登る人に分かれますが、尾瀬ヶ原の方が多い様に感じます。私達も登山の最終準備をして、休憩所の裏にあるトイレで用を済ませ登山口へ向かいます。

朝の鳩待峠
朝の鳩待峠

鳩待峠から見た至仏山
鳩待峠から見た至仏山

至仏山・笠ヶ岳登山口
至仏山・笠ヶ岳登山口

初めは緩やかな傾斜の登山道
初めは緩やかな傾斜の登山道

時々現れる木の階段
時々現れる木の階段

後ろに見えたアヤメ平
後ろに見えたアヤメ平

【8:10】 登山開始
登り初めは樹林帯の中で、緩やかな傾斜の登山道です。陽も余り差し込まないので快適に登れますが、オーバーペースにならない様に気を付けます。登山道は所々荒れていたり、水が流れて深く掘れていたり、大きな石や木の根が露出している場所があります。
30分程登ると森林限界近くになって来たらしく、周りの景色が見える様になります。振り返るとアヤメ平や燧ケ岳が見え、木道に入ると正面に初めて笠ヶ岳の姿が小さく見えました。まだまだ遠くです。

【9:00】 原見岩
途中木の階段を登っていると、右側が開けて来た所に大きな岩があります。原見岩と言う尾瀬ヶ原が良く見える場所で、この日は空気が澄んでいたので綺麗に見えていました。
この少し先がオヤマ沢の水場(飲めません)で、その上にはオヤマ沢田代の湿原が広がり平らな木道が続いています。

初めて見えた笠ヶ岳
初めて見えた笠ヶ岳

原見岩から見た尾瀬ヶ原と燧ケ岳
原見岩から見た尾瀬ヶ原と燧ケ岳

オヤマ沢の水場(飲めません)
オヤマ沢の水場(飲めません)

オヤマ沢田代の木道
オヤマ沢田代の木道

オヤマ沢田代の笠ヶ岳分岐
オヤマ沢田代の笠ヶ岳分岐

オヤマ沢田代展望台
オヤマ沢田代展望台

【9:30】 笠ヶ岳分岐
オヤマ沢田代の木道からすぐの所に、笠ヶ岳への分岐があります。右が至仏山で左が笠ヶ岳です。ここには丸太のベンチがあり休む事も出来ますが、ここから至仏山方向に少し行くと尾瀬ヶ原が良く見える展望台があるので、そこで休む事にします。

【9:35】 オヤマ沢田代展望台
分岐から展望台へは、少し坂を登り3分程度で到着します。笠ヶ岳に向かうには少し遠回りになりますが、絶対に行った方が良いと思います。
登ってくる途中に原見岩から見えた尾瀬ヶ原よりも、高度と角度が違う為やはり良く見えます。至仏山の頂上は尾瀬ヶ原が正面に見えますが、目の前に岩があるのでスッキリ見えるという意味ではここの方が良いかもしれません。湿原を望遠で撮影すると、池塘に青空が映ってとても綺麗でした。
ここで撮影しながら少し休みエネルギーを補給してから、分岐へ戻って笠ヶ岳へ向かいます。

展望台から見た尾瀬ヶ原と燧ケ岳
展望台から見た尾瀬ヶ原と燧ケ岳

尾瀬ヶ原と多数の池塘
尾瀬ヶ原と多数の池塘

小至仏山
小至仏山

オヤマ沢田代展望台からのパノラマ
オヤマ沢田代展望台からのパノラマ

笠ヶ岳への登山道にはぬかるみが多数
笠ヶ岳への登山道にはぬかるみが多数

悪沢岳
悪沢岳

悪沢岳を過ぎると良く見える笠ヶ岳への稜線
悪沢岳を過ぎると良く見える笠ヶ岳への稜線

鳩待峠から笠ヶ岳分岐までの登山道は、ある程度整備されています。それに対し分岐から笠ヶ岳までは、湿地帯が多く整備もあまりされていない為、ぬかるみが各所にあり歩くのに苦労しました。

【9:55】 笠ヶ岳分岐
悪沢岳は稜線上では小高い丘の様になっており、標識はありましたが何となく通過したという感じです。
悪沢岳を抜けると前方の視界が急に開けて来ます。正面には笠ヶ岳がハッキリと見え、そこまで続く稜線も良く見えています。笠ヶ岳までは2.5Km以上あり、まだまだ先は長いです。

【10:35】 小笠直下通過
眺めの良い稜線を歩いたり、樹林帯を歩いたり、アップダウンを繰り返したりして小笠の直下を通過します。小笠ピークまでの道はある様ですが、ロープで登り口が塞がれており進入禁止になっています。
小笠を過ぎた後は一旦下り、再度笠ヶ岳へ向けて登り返します。

笠ヶ岳と小笠
笠ヶ岳と小笠

小笠直下(山頂進入禁止)
小笠直下(山頂進入禁止)

小笠の先から見た笠ヶ岳
小笠の先から見た笠ヶ岳

笠ヶ岳は中腹をトラバース
笠ヶ岳は中腹をトラバース

笠ヶ岳山頂への分岐
笠ヶ岳山頂への分岐

笠ヶ岳山頂への急登
笠ヶ岳山頂への急登

笠ヶ岳の手前では一度急登を登り、その後は中腹をそのまま南へ向かいます。

【11:15】 笠ヶ岳山頂分岐
笠ヶ岳山頂への分岐は、一番南側になります。ここから山頂までは急な直登になり岩場が連続しますが、特に危険な個所はありません。ここまで3時間歩いてきたので疲れもあり、慎重にゆっくり登ります。

【11:30】 笠ヶ岳山頂到着
分岐から登り始めて15分、山頂に到着です。山頂は岩山の上という感じで、平らな所はありません。既に8人程の登山者が休んでいました。
ここは360度の展望があり、素晴らしい眺めです。上空は少し雲が出て来てしまいましたが、周りの景色は奇麗に見えています。至仏山や燧ケ岳はもちろんの事、日光白根山や皇海山、武尊山、谷川岳、苗場山他有名な山々を見渡す事が出来ます。下を見ると奈良俣ダムや、これから行く予定の片藤沼が見えていました。
ここでゆっくり景色を眺めながら、昼食を食べて休みます。

【12:20】 下山開始
山頂には50分程滞在し、下山を開始します。岩場の下山なのでゆっくり下り、約10分で分岐へ到着です。
この後は更に分岐を右に下り、片藤沼を目指します。

岩が多い急登
岩が多い急登

笠ヶ岳山頂到着
笠ヶ岳山頂到着

笠ヶ岳山頂
笠ヶ岳山頂

谷川岳と平らな苗場山
谷川岳と平らな苗場山

この後向かう片藤沼
この後向かう片藤沼

武尊山
武尊山

日光白根山
日光白根山

至仏山・小至仏山・燧ケ岳
至仏山・小至仏山・燧ケ岳

奈良俣ダム
奈良俣ダム

下山開始
下山開始

片藤沼の標識
片藤沼の標識

片藤沼
片藤沼

【12:40】 片藤沼到着
笠ヶ岳山頂への分岐から湯ノ小屋方面へ10分程下ると片藤沼です。澄んだ水に青空が映り、沼の向こう側には燧ケ岳が顔を出しとても綺麗です。この沼は周回する事がは出来ず、2ヶ所眺めるのみでした。
この後はひたすら来た登山道を戻ります。稜線なので、まだ100m以上アップダウンする必要があります。特に小笠から一旦下り悪沢岳へ登り返す所は、疲れた体に応えました。

【14:20】 笠ヶ岳分岐
片藤沼から1時間40分、やっと笠ヶ岳分岐に到着です。ここで少し休もうと思ったのですが、先客が居たので原見岩まで下って休む事にします。笠ヶ岳への登山者は少なかったのですが、ここからは至仏山の登山者と合流するので一気に人は増えます。
下りが連続すると今まで溜まった足へのダメージが徐々に出てきます。特に階段や大きな段差ではモモが辛いです。普段ならば軽快に下れるのに情けないです。

【15:30】 鳩待峠登山口へ無事帰還
分岐から1時間10分で、ようやく登山口へ到着です。休憩所前のベンチでは、多くの登山者が休んでいました。

片藤沼
片藤沼

小笠直下で振り返って見る笠ヶ岳
小笠直下で振り返って見る笠ヶ岳

稜線から登山口への下り
オヤマ沢田代の笠ヶ岳分岐

原見岩から見た午後の尾瀬ヶ原
原見岩から見た午後の尾瀬ヶ原

やっと見えて来た登山口
やっと見えて来た登山口

鳩待峠へ無事帰還
鳩待峠へ無事帰還

【復路】 鳩待峠で少し休んだ後に、乗合タクシーで尾瀬第一駐車場へ戻り着替えを済ませます。桐生へ帰る途中では、7月にオープンしたばかりの「道の駅尾瀬かたしな」に寄ってみました。
【ひとこと】 前回尾瀬に来て至仏山に登ったのが、ちょうど10年前になります。最近は低山で比較的行程の短い登山が多かったので、今回は標高差はそれ程無いれども行程は長い笠ヶ岳に登りました。
実際登ってみると標高差は少ないですが、7時間13Kmの山行はきつかったです。もう少し間隔を短く登っていれば体が慣れてくるのだと思いますが、頻繁に登る事も出来ずいつも苦労します。この山は途中まで至仏山への登山道と同じで、オヤマ沢田代から分かれます。メジャーな至仏山に比べ笠ヶ岳はマイナーな山なので、多分登山者は10分の1以下ではないかと思います。この日も笠ヶ岳往復で会った登山者は、20人以下でした。また稜線に入ってからは湿地帯のぬかるみが多く、靴やズボンが汚れるのでスパッツは必須です。
思っていた以上に大変な山でしたが、山頂からの景色は抜群で、稜線歩きも気持ちよく、とても良い山だったと思います。
投票してみませんか
百名山 好きな山アンケート」を開始しました。皆さんの好きな百名山を教えて下さい。
”日本百名山” と ”ぐんま百名山” を対象にアンケートを行っています。
是非とも好きな百名山へ投票をお願いします。 → 投 票
お祭り応援隊 彩好館
お祭り用品が、一点からでも大幅割引販売。
粋な伝統 和好(楽天市場店)
彩好館の商品を楽天市場でお買い物。
粋な伝統 和好(Yahoo店)
彩好館の商品をYahooショッピングでお買い物。

戻る

山好きな神楽師のTopページへ
山好きな神楽師のTopページへ

このページのトップへ▲