鳳凰山

Part.2

山 名 鳳凰山(観音岳)
標 高 2840m
山 域 南アルプス(山梨県)
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日 程 2005年9月10日(土)〜11日(日)
天 気 @曇り A晴れのち曇り
メンバー 神楽師、妻、息子
標高差 1733m(累計標高差:1929m)
歩行距離 16.5Km
歩行時間 11時間10分
駐車場 \1,500(2日分)
   
   
一般道距離 往路:105Km 帰路:91Km
高速道距離 往路:92Km 帰路:100Km
高速道料金 往路:\1,300(ETC割引) 帰路:\3,100
行程 自宅(5:00)→伊勢崎I・C→佐久I・C→清里→(8:50)青木鉱泉(9:10)→(11:05)南精進ヶ滝(11:20)→(12:10)鳳凰ノ滝(12:40)→(13:50)白糸ノ滝(14:00)→(14:30)五色ヶ滝(14:55)→(16:00)鳳凰小屋泊(6:00)→(6:50)地蔵岳・オベリスク(7:45)→(7:55)アカヌケ沢ノ頭→(9:00)観音岳(9:20)→(9:45)薬師岳(10:00)→(10:40)御座石→(13:00)中道登山口→(13:40)青木鉱泉(14:00)→韮崎I・C→八王子I・C→あきるのI・C→東松山I・C→(21:00)自宅

オベリスクを見上げると2人の人がてっぺんにいます。降りてきた2人に聞いたところ「大丈夫ですよ」と簡単な一言。登ろうか、やめようか、息子と二人で少し悩みましたがせっかくなので挑戦する事にしました。

オベリスクへ挑戦中
オベリスクへ挑戦中

難関
最後の難関

最上部の岩まではややきつめの岩登り程度でしたが、最後はビビリました。2本のロープを束ねたものが垂れ下がっているのみです。腕の力だけで登るしかありません。クライミング経験の無い私達は少し躊躇しましたが、意を決して取り付きます。落ちれば大怪我、最悪死というものが頭をよぎりましたが、何とかてっぺんに立つことが出来ました。息子も後から続きました。
上は3,4人がやっとなくらいの広さです。それにしても高い、怖い、でも周りの景色がそれを忘れさせてくれました。風景写真を撮る事に夢中になり、自分の写真を撮るのを忘れてしまいました。
降りるのがまた怖い。最初の一歩が見えない為、苦労します。降り始めれば何てことありませんが、息子はちょっと苦戦したようです。下にいた妻は、ヒヤヒヤで見ていられなかったそうです。
後で知った事ですが、去年は2回程ロープが切れたらしく、今考えれば恐ろしい事をしたなと思います。

観音岳と富士山
観音岳と富士山

オベリスクの影
オベリスクの影

【7:45】 縦走開始
オベリスクから戻ると中高年の団体さんがやってきました。オベリスクへ登ったと伝えると、「みんなで行こう」といい登りはじめましたが、ちょっと無理だと思うけど・・・。賽ノ河原まで降り、オベリスクを写真に収め、薬師岳までの縦走を開始します。
賽ノ河原から少し登った所に、アカヌケ沢ノ頭があります。そこからオベリスクを振り返ると、先ほどの団体さんが登っていたので、思わず安全を祈ってしまいました。

賽ノ河原
賽ノ河原

オベリスク全景
オベリスク全景

アカヌケ沢ノ頭よりオベリスク
アカヌケ沢ノ頭よりオベリスク

観音岳山頂到着
観音岳山頂到着

【9:00】 観音岳山頂到着
アカヌケ沢ノ頭から一度降って、観音岳への急登を登ります。砂の道や岩場などがあり、ここもきついです。傾斜がゆるくなり、つくかなーと思ったらまた登りが出てきてガッカリ。そしてもう一度登るとやっと頂上です。鳳凰三山の最高地点に立ちました。
ここからは、南アルプスの甲斐駒ヶ岳、仙丈岳、北岳、間ノ岳といった百名山が一望できます。

地蔵岳の方を見ると、オベリスクが小さく見えます。いつの間にかこんなに歩いて来たんですねー。この辺からだんだん雲が出始めてきたので先を急ぎます。
ここから薬師岳までは、緩やかな白砂の道が続きます。気持ちいい稜線歩きです。

観音岳より地蔵岳方面
観音岳より地蔵岳方面

薬師岳直前の白砂の道
薬師岳直前の白砂の道

【9:45】 薬師岳到着
観音岳から薬師岳までは、緩やかな降りですぐ着きます。先ほどまで良く見えていた北岳に雲がかかり始め、反対側の韮崎方面は完全に雲の中に入ってしまいました。

【10:00】 下山開始
薬師岳で一休みし、いよいよ中道より下山を開始します。

中道はほとんどが樹林帯の中です。周りの景色が良いわけではなく、ドンドコ沢の様に目安となる滝があるわけではなく、ここを一気に登るのは相当大変そうです。

【10:40】 御座石
下山の目標になる一つです。
単調な下山道で精神的にも疲れます。2日間かけて登った山を降りるのですから、長くて当然ですね。
しばらく降っていると小武川が見えてきます。もうすぐかなと思いましたが、なかなか着きません。本当に長いですね。

御座石
御座石

中道登山口 あと少しだ
中道登山口 あと少しだ

【13:00】 中道登山口着
下山道も平坦になり少し歩くと、中道登山口に着きました。もうすぐだと思い安心したのですが、これがまた大間違い。青木鉱泉の駐車場までは約3Km林道を歩く事になりました。降りの後の平坦な道は予想以上にきつく感じます。

【13:40】 青木鉱泉駐車場到着
やっとの思いで駐車場に着きました。一休みした後着替えを済ませ、帰路につきます。

【帰路】 帰りは中央道から圏央道・関越道を行くことにします。遅目の昼食をとる為、韮崎へ向っている途中にものすごい雨が降ってきました。韮崎I・Cから中央道に入っても雨は降り続いています。ある程度渋滞はするだろうなと覚悟はしていましたが、やはり小仏トンネルを先頭に渋滞です。それも20Km、いやになります。走ったり止まったりを繰り返しやっとトンネルを通過、そこからは嘘のようにスムーズになりました。その後は、八王子市内で若干の渋滞はありましたが、まあ順調に帰ることが出来ました。

【ひとこと】 鳳凰山は予想通りきつい山でした。初日1300m、2日目450mの標高差を登る事は、今の私たちには大変でした。でも、ドンドコ沢の滝がある程度の目標になり登り続ける気を起こさせてくれます。また、稜線歩きも爽快で全体的には、とても良い山だと思います。

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