雨飾山

山 名 雨飾山
標 高 1963m
山 域 上信越(長野・新潟県)
地図表示
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日 程 2006年8月15日(火)
天 気 晴れ
メンバー 神楽師、息子
標高差 836m(累計標高差:952m)
歩行距離 4.4Km
歩行時間 5時間10分
駐車場 無料
 有料道路 \200(片道)
   
一般道距離 往路:117Km 帰路:61Km
高速道距離 往路:146Km 帰路:192Km
高速道料金 往路:\3,600 帰路:\4,550
行程 自宅(4:30)→伊勢崎I・C→長野I・C→姫川温泉→(9:10)雨飾高原キャンプ場(9:30)→(10:50)荒菅沢(11:00)→(12:20)笹平(12:25)→(12:50)雨飾山頂(13:50)→(14:10)笹平→(14:50)荒菅沢(15:00)→(16:10)雨飾高原キャンプ場(16:30)→妙高高原I・C→伊勢崎I・C→(21:00)自宅

【往路】 伊勢崎I・Cから長野I・Cまで北関東道・上信越道を走ります。その後、白馬村から小谷温泉を抜けて雨飾温泉キャンプ場まで行く予定でしたが、川尻の交差点から小谷温泉方面に少し入ったところで「通行止」の標識が・・・。さて、どうしましょう。近くの郵便局で聞いてみたら小谷温泉のところで道路崩落があったらしいです。郵便局の方の話のよると、姫川温泉から林道姫川妙高線で登山口まで行けるそうです。小谷温泉からは、歩いて1時間以上かかるらしいので、林道を走ることにしました。姫川温泉からしばらくの間は舗装道でしたが、やがて10Km以上のダート道に・・・。1時間以上、21Kmも余計に走ってしまいました。帰ってきて小谷村のHPで確認すると道路情報が載っていました。事前確認は本当に必要ですね。

駐車場
車が少ない駐車場  いざ、雨飾山へ

【9:10】 雨飾高原キャンプ場駐車場到着
林道姫川妙高線を走り抜きやっと駐車場に着きました。30台以上停められる駐車場なのに、7台しか停まっていません。小谷温泉での通行止めが影響しているのか、お盆休みの百名山とは思えない空き具合です。

【9:30】 登山開始
到着が遅くなったので早速準備をして登山開始です。歩き出して15分程は降り坂です。この登山道は全長で4.4Kmあり、山頂まで400mおきに11枚の標識が設置してあり登りの良い目標になります。(1/11〜11/11)2/11地点から樹林帯の急な登りが始まります。久しぶりの山登りなので急登はきついですが、息を切らしながら何とか頑張ります。

急登の始まり
ここから急登の始まり(広河原)

登り坂
こんな感じの登り坂

登り始めは急登が続きましたが、少し行くと坂と平坦な道が交互に現れます。でも、この辺はまだ木が多い為直射日光を避けられて暑さは内場です。
坂を登り平らな道を少し歩くと、水の音が聞こえ突然目の前が開けてきました。荒菅沢の真っ白な雪渓が下の方に見えます。せっかく登ったのに40mも降るのには泣けてきます。

開けた展望
突然開けた展望

雪渓
荒菅沢の雪渓と雨飾山

【10:50】 荒菅沢到着
坂を降ると見事な雪渓です。今年は大雪だった為、この時期にも残雪が多く見事な雪渓が出来上がっていました。ふと、沢沿いに雪渓を見上げると、その先には雨飾山がそびえています。目標が見えて励みになると同時に、まだあんなに上なのかとガッカリもしました。
雪渓を渡ると、沢に水が流れている場所があります。冷たく美味しい水で喉を潤して気合を入れ直します。

荒菅沢を出るとしばらくは樹林帯の急登が続きます。広河原からの坂も急でしたが、まだまだ序の口でした。やがて登山道は森林限界を越え展望が開けてきますが、道はさらに傾斜を増してきました。車を停めた登山口の駐車場も見えてきました。こんなに来たんだなあ、と感心します。

登山口方面
笹平へ向う登り坂よりの展望

ニホンカモシカ
ニホンカモシカとのにらめっこ

息を切らしながら登っていると、後ろから息子が「あそこに何かいるよ」と声をかけてきました。ひとつ向こうの尾根を見てみるとニホンカモシカが居るではありませんか。向こうもこちらを見ている様で、まるでにらめっこです。初めて見たので感動しましたー。
デジカメの望遠(200mm)ではあまり近寄れませんでしたが、望遠鏡では良く見えました。興奮しながら見ていたら、疲れを忘れてしまいました。良い気分転換になりました。

【12:20】 笹平到着
ロープや木の梯子がある急坂を登りきると笹平に到着です。ここはその名の通り一面が笹に覆われています。また、いろいろな花も咲いていてとても綺麗です。稜線の先には山頂がそびえています。最後には急登が待ち構えている様で、気は抜けません。

笹平
笹平より雨飾山頂

山頂到着
雨飾山頂到着

【12:50】 雨飾山頂到着
笹平から山頂へ向かう道は少し降っています。最後の登りは急ですが、直ぐそこが山頂だと思うと何となく頑張れます。
山頂には2つのピークがあり右手には石仏が並び、左手には三角点があります。山頂には先客が2人しか居らず、こんなに人の少ない百名山の山頂は初めてでした。時間が遅い事もあるかも知れませんが、道路の通行止めの影響が大きいのでしょうね。

山頂は人が少ないので広く感じましたが、実際に大勢の人が座ったりすると20人がいい所ではないでしょうか。別のピークも含めればそこそこの人数は居られそうです。
天気は良すぎる位良かったので、展望は最高です。日本海方面は霞んでいて海を見ることは出来ませんでしたが、それ以外は本当に良く見えました。夏のこの時間になっても雲が出ず遠くまで見渡せるのは、天気が安定している証拠ですね。白馬岳から南の北アルプスには雲がかかってしまっていましたが、それも良い景色です。
ここで昼食を取り、ゆっくり休みます。

山頂の様子
山頂の様子

北アルプス方面
北アルプス方面

焼山と火打山
焼山と火打山

荒菅沢
山頂直下より荒菅沢

【13:50】 下山開始
山頂で絶景を堪能し下山を開始します。登山道は登りより降りに注意が必要と言うだけあって、チョット降り辛いです。
山頂直下から見る、花越しの荒菅沢雪渓も見事なものでした。
ここから笹平まで少し登って本格的な降り坂になります。

道が少し崩れている所には、ロープが張られています。登るときには特に気にはなりませんでしたが、降りは滑りそうになるので細心の注意が必要です。登りで100%近く力を使ってしまった為、チョット足がふらつきます。気をつけなくては・・・

【14:50】 荒菅沢到着
慎重に坂を降り荒菅沢の水場に到着しました。美味しい水を飲み一休みします。雪渓の向こうに見える太陽を背にした雨飾山も見事なものでした。
雪渓を渡った後は少し登り返します。これがまたきつい。降りに慣れた足にはこたえますねー。

急坂
 ロープを使う急坂

雪渓
雪渓の下は空洞

雪渓
太陽を背にする雨飾山

登山口
登山口へ無事帰還

広河原までの降りは、笹平から荒菅沢までの降りに比べたら、とても歩きやすく感じました。広河原から登山口まではほんの少しの上り坂になります。スタートが降りだった事を忘れていました。

【16:10】 登山口到着
下山は順調に降りられた為、登り始めが遅かった割には当初予定の時間に登山口に着く事が出来ました。
駐車場に行くと車は何と1台だけ。チョット寂しいです。本当に車で来た人が少なかったんですね。でも、静かに登れたとても良い登山でした。

【帰路】 キャンプ場発は4時半でした。本来ならば小谷温泉経由で帰る予定でしたが、道路崩壊の為無理です。姫川温泉経由では時間がかかってしまうので、林道妙高小谷線で妙高高原I・Cへ向かう事にします。こちらも10Km以上のダート道、でも姫川妙高線よりも走りやすく乙見湖からは舗装道になりました。妙高高原I・Cから上信越道・北関東道を走ります。高速道の案内板では上信越道と関越道が合流する藤岡JCTで帰省ラッシュの渋滞があるという事でしたが、殆どありませんでした。

【ひとこと】 当初8月は金峰山を予定していましたが、南部は天気があまり良くないらしかったので、長野県北部の雨飾山に急遽変更しました。結果的にはこれが正解でとてもよい天気に恵まれました。今年に入って仕事やその他の都合で、日本百名山は今回が初でした。標高差836m、歩行距離4.4Kmですので傾斜は急です。尚且つ高い山は久しぶりだった為、とてもきつかったです。これからはチャンとトレーニングしなくちゃね。

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