百名山

日本百名山 って?
『日本百名山』は登山家であり文筆家でもある深田久弥氏(1903〜1971)の著書で、1964年に新潮社より出版されたものです。
深田氏自身が数多くの山を登り、品格・歴史・個性を兼ね備え、かつ標高1500m以上の山という基準を設定し、日本百名山を選定しました。
これが現在、多くの登山者が目標としている『日本百名山』となりました。
百名山の選定に関しても基準としている品格・歴史・個性は各人により価値基準が異なる為、異論も多くあります。
ただし、深田氏自身もこのような指摘は承知しており、『百名山』の後記で、各人で自分の百名山を選んでほしいとのメッセージを残しています。

ぐんま百名山 って?
『ぐんま百名山』は群馬県が、21世紀の文化づくり事業の一環として選定したものです。
3年間で県内外の6,528人から推薦された山は、延べ15,264山にも達しました。
この応募をもとに、学識経験者で構成する「ぐんま百名山選定委員会」が候補の山を選定して提言し、群馬県知事がこれを決定しました。

100山の選定にあたっては、次の観点に配慮したそうです。
 ・認知度、地域のバランス性、住民との関わり合いなど総合的な観点から判断しました。
 ・複数の峰をもつ山については、全体を総称する山で選定し、個々の峰は対象外としました。
   赤城山 草津白根山 榛名山 妙義山 など
 ・丘陵地であったり標高が高くなくても、地域の人々から親しまれている身近な山は選定対象としました。
   金山 観音山 庚申山 桜山 戸神山 など
 ・信仰の対象としてあるいは古跡や伝説を有するなど、私たちの暮らしや産業に密接に関わってきた山を選定対象としました。
   笠丸山 迦葉山 鉱石山 子持山 物語山 温泉ヶ岳 など
 ・地元の人々が自らの手で整備し、大切にしている山を選定しました。
   荒神山 茶臼山 など
 ・ 県内外から登山客が訪れる等広く親しまれている山や本県を象徴する山を選定しました。
   赤城山 草津白根山 谷川岳 日光白根山 榛名山 妙義山 など
 ・ 登山禁止や登山道がないあるいははっきりしないなどにより人々を容易に近付けない山も、その姿や豊かな自然に着目して選定の対象にしました。
   浅間山 御飯岳 景鶴山 四郎岳 など


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