コメント |
洞爺湖で有名なホテルといえば、やっぱりここ「ザ・ウィンザーホテル洞爺」。2008年に開催されたG8サミットの会場として使用されたホテルです。今までの旅行では札幌を除き大きなホテルは避けてきたのですが、ここは別物と考えて今回は宿泊することに決めました。このホテルにはプリミエールスタイル(ジュニアスイート以上の宿泊)とカジュアルスタイル(スーペリア宿泊)という2つのホテルステイスタイルがあります。プリミエールスタイルには特典として、24時間ステイ・プリミエールサロンの利用・バレーパーキングの無料サービス・遊覧ロープウェイの無料利用、他いろいろなサービスを受ける事が出来ます。今回は悩んだ末、2度と泊まることはないだろうという事を考え、ジュニアスイートを予約しました。
洞爺湖の周回道路から山側へ入り約5Km、山の天辺にウィンザーホテルはあります。道の突き当りをホテルの中に入っていくと、そこは大きなメインエントランスでした。玄関前では正装したドアボーイが出迎えてくれました。ここで荷物をおろし車を預けるのですが、バレーパーキング(車を駐車場まで移動してくれる)には通常1,000円のサービス料がかかる様です。それがプリミエールスタイルでは無料となっています。
ホテルに入ると豪華なロビーが広がっていますが、案内されたのはその先のプリミエールサロンです。プリミエールスタイル利用者は、ここでチェックインを行います。ロビー2階部分のブリッジからは洞爺湖を見渡す事が出来、ここからの風景がWebやパンフレットでよく使われています。
部屋は8階のノースウィング・レークサイドです。さすがに広々とした室内で窓の外には洞爺湖の全景を見渡せ、体も気持ちもゆったりできます。ここ数日は霧がかかり、ほとんど洞爺湖が見えなかったらしいのでとてもラッキーだなと思います。バスルームも窓際にあり洞爺湖を眺めながら入浴できるのですが、今回は暗くなってからの入浴だったので意味がありませんでした。洋室でこれだけ広い部屋に泊まったのは初めてです。一晩でしたが、リッチな気分を味わう事が出来ました。
ここのホテルは通常1泊朝食付の設定で、夕食は別手配となります。今回も肉好きな私たちは、鉄板焼を選びました。店は「アウト
オブ
アフリカ」、ミシュランガイド北海道2012特別版で1つ星を獲得した所です。夏のプレミアム・ディナーメニュー、ちょっと贅沢をしてみました。味は言うまでもなく美味しく、旬の物を素材の味を生かして目の前で調理してくれます。肉は白老牛の特選サーロイン、脂がしつこ過ぎず噛んだ瞬間肉のうまみが口いっぱいに広がります。慣れない高級店で驚いたのは飲み物の高さでした。勧められるがままに値段も確認しないで頼んだら、シャンパン(Henri
Giraud ESPRIT)が2,900円、ワイン(Lagrange)が3,780円、ウーロン茶(Fall in
Love)が1,750円というものでした(全てグラスでサービス料10%別)。後で明細を見てビックリしましたが、このクラスの店では普通なのでしょうね。庶民とは感覚が違いました。
食事が終わり部屋に戻ると、外は暗くなっていました。次に楽しみにしていたのが「洞爺湖ロングラン花火大会」です。今年は4月28日〜10月31日までの間、毎晩20:45〜21:05ごろに洞爺湖で行われています。温泉街の近くで打ち上げられる為、このホテルからは遠くて手のひらより小さいサイズでしたが、上から見下ろす花火も変わっていて良かったです。
翌日起きた時も空は曇が多かったですが、洞爺湖はハッキリ見えていました。7時少し前に朝食会場の「ギリガンズアイランド」へ行き、フレンチスタイル
ブレックファストを頂きました。食前にスパークリングワインがサービスされるのですが、これから運転が待っているので我慢です。
食事の後に少し外を散歩する事にしました。まだ時間が早くサウスウィングエントランスが開いていなかったので、バンケットロビーの非常口から外へ出ます。ホテルのゴルフ場側を歩き、ロープウェイ頂上駅のサミットキャビンまで行きます。朝の冷たい空気はとても気持ち良かったです。
部屋に戻った後は、荷物を片付け少しゆっくりして部屋を出ます。チェックアウトもプリミエールサロンで行います。サロンに着いたら荷物を預け、清算をしている間に車を移動してくれました。エントランスへ出ると車のトランクには荷物が入れられており、確認した後車に乗り込み出発です。丁寧に見送りを受けて、後ろ髪を引かれながらホテルを後にしました。 |