河口湖と山中湖の中間に位置する忍野八海に行ってきました。
富士山の雪解け水が、約80年の歳月をかけて地下の不透水槽という溶岩の間でろ過され、澄みきった水が湧水として八つの泉を作っている場所です。
3連休の中日で天気予報は行楽日和、渋滞する事は行く前から分かっていました。関越道→圏央道→中央道を経由して河口湖まで高速を走りましたが、中央道は相模湖IC付近を先頭に渋滞しています。その影響で圏央道も山梨方面へ行く右側の車線は5Km以上の渋滞が発生していました。マナーとして山梨方面は右側で東京方面は左側を走行するのが普通かと思いますが、我先にという人達が左側を走行し途中から右側へ割り込む車が多くいます。残念です。
忍野八海の駐車場へ着いたのは丁度10時、予定より1時間近く多く4時間かかってしまいました。
富士吉田から来ると忍野八海の手前に村営無料駐車場が有ります。ここは有料駐車場入口の脇を入った所なのですが、多くの人は奥の無料駐車場まで行かずに係員に案内されて有料駐車場へ入れていました。駐車場から池の中心地まではゆっくり歩いて約10分の距離です。
各池の特徴はこんな感じです。
(名前 : 面積、湧出量 : 一言)
湧池 : 152u、2.2㎥/秒 : 八海中最大の湧出量、水深もあり一番綺麗で八海を代表する池。
鏡池 : 144u、月によって消長あり : 水深は浅く、常に濁っている。逆さ富士が映る事から鏡池。
菖蒲池 : 281u、月によって消長あり : 湧水は殆んど無く沼化。周りには菖蒲が生茂っている。
濁池 : 36u、0.041㎥/秒 : 川と隣接している。中池からの排水溝があり、流れが速く川と見間違える。
銚子池 : 79u、0.02㎥/秒 : 湧水が間欠的だが、盛り上がる砂を見ることが出来る。
御釜池 : 24u、0.18㎥/秒 : 中央にあいた穴から湧水しており、穴は青く澄んでいる。
底抜池 : 208u、0.155㎥/秒 : 榛の木林民俗資料館(有料)の中の池、今回はうっかりしてスルー。
出口池 : 1467u、0.265㎥/秒 : 約1Km離れた場所のあり、八海中面積が最も広い。人は少ない。
忍野八海の中心部には中池と言うとても目立つ池があります。池の中心部には水深8mの湧水口があり、そこへは売店の中を通らなければ行けません。そうなんです。これはその売店が作った人工的な池で忍野八海には含まれてはいないのです。言い方は悪いですが、騙されている人も多いようです。
昼食は吉田うどんの店として有名な渡辺うどんに寄りました。吉田うどんは富士吉田を中心に展開している地元グルメらしく、コシのある太麺で具にキャベツと馬肉を使っているのが特徴です。12時少し前に着いたのですが、店の前の駐車場(3台)は一杯です。少し離れた所にあった店の駐車場(10台以上)もほぼ一杯でした。渡辺うどんの外観は民家とほとんど変わりません。看板と暖簾が無ければうどん屋とは気付かない程です。ここで食べたのは一番人気の肉玉うどん(中)、しっかりした麺は食べ応えがありダシのきいた汁とマッチしてとても美味しかったです。入る時は待たなくて済んだのに、帰る時には10人位の行列が出来ていました。お昼時でお客がドンドン来ている様です。
この後すぐ近くの山中湖へ向かいました。2年前に小田原城へ行った帰りに寄った時は雲で全く見えなかった富士山も、この日は真ん中に雲がかかっていましたがとても綺麗に見えていました。山中湖越しに見る富士山も絶景でした。
最後に河口湖越しの富士山も見ようという事で、河口湖北岸の大石公園へ向かいました。ただここへ行くまでが大変で、約20Kmの距離に1時間半もかかってしまいました。大石公園はこの時期何もありません。富士山も上半分が雲に隠れ気味で、正直渋滞の中を来る程でもなかった気がします。
14時40分大石公園を後にして帰路につきましたが、渋滞情報を見ると中央道は小仏トンネルから大月までいつもの大渋滞。悩んだ末、距離は相当長くなりますがスムーズに走れる長野道経由で帰る事にしました。中央道からならば約200Kmのところ、長野道経由の場合約380Kmとなってしまい、実際どちらが早かったかは分かりません。途中で夕食を食べ家に着いたのは20時頃でした。
実はこの日何時も使っているデジタル一眼のカメラをうっかり忘れてしまいました。パノラマ用にコンパクトデジカメをバッグに入れていたので何とか助かりましたが、やっぱり画質は落ちてしまいますね。 |