中部山岳国立公園内にある黒部峡谷で、トロッコ列車に乗ってきました。宇奈月から欅平までの20.1Kmを1時間18分かけて走り、その間には41ヶ所のトンネルと22本の橋があります。
本当はゴールデンウィーク中に行こうと思ったのですが、物凄く混雑するとの情報から1週間ずらしてみました。家を4時40分に出て宇奈月に着いたのが8時40分、約4時間・340Kmの行程でした。道路は全然混んでいなかったのですが、やはり桐生からは遠いですね。
駐車場に着くと、まだ早いせいかガラガラ状態です。駅に行き9時21分の列車に乗りましたが、私達の車両に乗ったのは何と4人のみ。空きすぎていてビックリです。でもそのお陰で右を見たり左を見たり、車両内を自由に動けとても良かったです。
5月の黒部は、晴れていればシャツ1枚でも大丈夫です。トロッコ列車は外の景色を楽しみたいので普通客車(オープン型)に乗りましたが、時速20Km程度で走るので寒さはあまり感じません。でもトンネルに入ると一変し、物凄く寒くなります。一応薄い上着を羽織っていきましたが、ジャンバーが欲しいくらいです。1時間強のトロッコ列車の旅は長いように思われましたが、実際に乗ってみると移り変る景色の写真を撮ったりしていたら、いつの間にか欅平に着いてしまいました。
欅平にも思ったほど人は居ません。駅で12時49分の列車を予約し散策を始めます。奥鐘橋を渡り人喰岩まで行きましたが、残念な事にその先は除雪整備中のため通行止めとなっていました。また、奥鐘橋下の河原展望台にある足湯は、まだオープンしていませんでした。その後、猿飛峡まで往復し黒部峡谷を間近で堪能しました。
帰りのトロッコ列車も私達の車両には10人しか乗りませんでした。でも、すれ違う列車を見ると満員の車両もあります。たぶんその列車はツアーの団体さん達なのでしょうね。あれでは車両内を移動する事が出来ず、座る場所によって景観が全然違ってしまいますので山側の人はチョット可愛そうです。ちなみに下りのときは右側が良いと思いますが、鐘釣付近からは左側に渓谷が映りますので安心して下さい。
宇奈月湖の少し上流の対岸に「とちの湯」という温泉が見えます。車で行く事が出来そうなので帰りに寄ってみました。対岸をゆっくり走るトロッコ列車を見るのも、また良いものです。
混雑具合が普段の土曜からこの程度なのか、ゴールデンウィーク直後なのでこの程度なのかは分かりませんが、ゴールデンウィークを外して正解でした。やはり大型連休のときに観光地へ行くものでは無いみたいですね。
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