写真館

名 称

函館市内観光

所在地

北海道函館市

日 付

2010年6月21日

場所確認

函館山 二十間坂 函館聖ヨハネ教会 大三坂
カトリック元町教会 函館ハリスト教会 八幡坂
旧函館区公会堂 元町公園 基坂
赤レンガ倉庫 ラッキーピエロ 五稜郭タワー

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北海道3日目
この日は北海道最終日です。函館空港15時発の飛行機で帰るので、それまで函館市内を観光する事にします。函館山・教会群・ベイエリア・五稜郭タワー等を短時間で回る予定なので、分刻みの計画を立てて見て回りました。
朝、霧のかかっていた函館市内も若松を出る9時ごろにはすっかり無くなり薄日が差してきました。函館でまず有名なのは、市内中心部を走る函館市電の路面電車です。その路面電車の中でも、1日4往復しか運行しない「箱館ハイカラ號」に乗ってみました。これは大正から昭和初期にかけて運行されたチンチン電車を復元した車両らしいです。五稜郭公園前駅から十字街駅まで路面電車に乗り函館山に向います。

函館山の山頂は霧も晴れ、そこそこ周りの景色も見えていました。すっきり晴れている訳ではないので遠くまでは見えませんが、昨日の天気の事を考えれば十分過ぎる位です。

函館山から下りたら元町周辺の坂や教会を巡ります。数が多く時間も無いのでゆっくり見ることが出来ません。写真を何枚か撮って次へ向う忙しいスケジュールでした。その後は坂を下りベイエリアへ出て、赤レンガ倉庫群を歩きました。
このときの時間は11時半、昼食はここでと決めていたラッキーピエロ十字街銀座店へ向います。ラッキーピエロは函館周辺のみで展開するハンバーガーチェーンで、全国ご当地バーガーNo.1に輝いたハンバーガーショップです。
この後路面電車で五稜郭公園前駅まで戻り、五稜郭タワーへ向いました。五稜郭の星型を見るにはこのタワーへ登るしかありません。この時間になると雲が厚くなり函館山も見えなくなってしまいました。早い時間に行って良かったです。函館観光は五稜郭タワーで終了し、その後函館空港へ向いました。

函館空港へ着くと滑走路は濃霧に包まれています。到着旅客機は上空で待機するほどで、場合によっては別の空港への着陸か引き返す可能性も有るとの事。最悪乗る予定の飛行機が欠航となるかもしれません。幸いにもその後霧が晴れてきて、飛行機は20分遅れで離陸し羽田へ向いました。
今回は去年よりも1日少ない2泊3日(実際には3泊3日)の旅でした。天気に恵まれない日も有りましたが、トータル的にはとても良い旅行でした。見ることが出来なかった洞爺湖、大沼、駒ケ岳、函館山からの夜景、またいつか来てその時には絶対に見たいと思います。こんな感じですと、目標の北海道全制覇はまだまだ先になりそうですね。

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函館市電 五稜郭公園前駅
函館市電 五稜郭公園前駅

通常電車はパス
通常電車はパス

お目当ての「箱館ハイカラ號」
お目当ての「箱館ハイカラ號」

函館山に向うのに車で直接行った方が早いのですが、折角ですので市電の路面電車に乗ることにしました。五稜郭公園前駅近くの駐車場に車を止めて駅で電車を待ちます。お目当ては勿論「箱館ハイカラ號」、1台しかない車両なので1日4往復のみの運行です。駅に着いたのが9時12分、ハイカラ號の予定が9時22分、待っている10分間に普通の路面電車を2本パスしました。

箱館ハイカラ號車内
箱館ハイカラ號車内

走り去る「箱館ハイカラ號」
走り去る「箱館ハイカラ號」

函館山ロープウェイへ向う坂
函館山ロープウェイへ向う坂

箱館ハイカラ號の車内も外観同様レトロな雰囲気が漂っています。普通の車両はワンマン式ですが、ハイカラ號は車掌さんが同乗しています。乗ると行き先を尋ねられて、料金を払うと記念乗車券を渡してくれました。五稜郭公園前駅から函館山に一番近い十字街駅までは約21分かかります。忙しい予定の中でしたが、のんびりとした路面電車への乗車はとても良い思い出になりました。
十字街駅から函館山ロープウェイへは約600mで7分かかります。坂道は思っていた以上に急で、息を切らす程でした。

函館山ロープウェイ山麓駅
函館山ロープウェイ山麓駅

山頂駅を見上げる
山頂駅を見上げる

ロープウェイ内より
ロープウェイ内より

函館山ロープウェイは10時からの営業です。山麓駅に着いたのは9時56分、始発に乗ることが出来ました。山頂駅を見上げると若干霧がかかっている様ですが、建物ははっきり見えていたので安心しました。ロープウェイの料金は往復で1,160円、乗車時間は3分と短目でした。

山頂展望台よりの風景
山頂展望台よりの風景

函館駅と五稜郭タワー
函館駅と五稜郭タワー

函館港
函館港

山頂に着くと霧はすっかり晴れていて、良くテレビ等で見る半島のくびれも綺麗に見えています。正面には2日前の朝、ホームに降りた函館駅や、これから向う五稜郭タワーが良く見えます。遠くの景色はまだ霧がかかっている様で、良く見えなかったのは残念です。本当は昨夜もこの場所から夜景を見たかったのですが、霧がかかっていたので来ることを断念しました。函館へ来た最大の目的がここからに夜景だったのでとても残念でした。ここもまた来なくてはなりません。

山頂展望台からの市内パノラマ撮影
山頂展望台からの市内パノラマ撮影

函館山石標
函館山石標

山頂テレビ送信アンテナ
山頂テレビ送信アンテナ

ロープウェイと教会群
ロープウェイと教会群

展望台の裏にはテレビの送信アンテナと広場がありました。山頂を1周して展望台の南側に来たらロープウェイと教会群が重なるポイントが有ったので1枚撮っておきました。
この後の予定も詰まっているので、10時30分のロープウェイで函館山を下りました。

二十間坂
二十間坂

函館聖ヨハネ教会
函館聖ヨハネ教会

大三坂
大三坂

ロープウェイからは元町の坂や教会を巡りながらベイエリアへ向います。
二十間坂 : 道幅が約二十間(約36メートル)あることから名付けられた広々とした坂です。
函館聖ヨハネ教会 : 北海道の聖公会では最も古い歴史をもつ教会で、現在の建物は1979年(昭和54)に完成したそうです。四方に突き出た茶色の屋根は中世ヨーロッパの教会に見られる建築様式を取り入れ、上空から見ると十字架の形に見えます。右上の「 ロープウェイと教会群」の写真からも十字架の形は確認できます。
大三坂 : 坂で宿を営んでいた大三印義兵衛の名前に因み名付けらたそうです。教会や洋館が並ぶ石畳の大三坂は日本の道百選にも選ばれた坂道です。

カトリック元町教会
カトリック元町教会

函館ハリスト正教会
函館ハリスト正教会

八幡坂
八幡坂

カトリック元町教会 : この教会は二度の大火にあい、現在の聖堂は1924年(大正13)に再建されたそうです。内部の祭壇は、ローマ法王ベネディクト15世から贈られた日本唯一の貴重なものらしいです。
函館ハリスト正教会 : 函館ハリストス正教会の前身は初代ロシア領事ゴシケヴィッチが建てた領事館附属聖堂だそうです。現在の聖堂は、1916年(大正5)に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。 
八幡坂 : 函館八幡宮があったことから名付けられたそうです。海を見通す八幡坂は、ロケーションの素晴らしさから、ドラマや映画の舞台としても頻繁に登場している最も有名な坂です。

日和坂
日和坂

旧函館区公会堂
旧函館区公会堂

元町公園
元町公園

日和坂 : 港を一望でき空模様がよく判断できたことから名付けられたそうです。
旧函館区公会堂 : この建物は、1907年(明治40)の大火で焼失した町会所に代わる施設として、初代相馬哲平の多額の寄附により、1910年(明治43)に完成したそうです。建物は国の重要文化財に指定されています。
元町公園 : 坂を登る石畳の道がノスタルジックな風景によく似合う、元町観光のメインビューの一つとなっている公園です。

基坂
基坂

旧イギリス領事館
旧イギリス領事館

函館港
函館港

基坂 : 函館の道づくりの基点となったことから名付けられたそうです。明治時代は開拓使支庁など行政機関が集中して設置されていました。坂の上には「旧函館区公会堂」があります。
旧イギリス領事館 : この建物は、1907年(明治40)の大火後の1913年(大正2)に再建され、1934年(昭和9)まで領事館として使用されていたそうです。函館市の有形文化財に指定されています。
基坂を下りきると函館港沿いの道に出ます。ロープウェイを出てからベイエリアに来るまで約40分、本当に忙しく駆け足で回った元町でした。

赤レンガ倉庫群
赤レンガ倉庫群

赤レンガ倉庫群
赤レンガ倉庫群

赤レンガ倉庫群
赤レンガ倉庫群

この倉庫群は、初代渡邉熊四郎が1887年(明治20)に開業したのが始まりだそうです。現在の倉庫群は、1907年(明治40)の大火後の、1909年(明治42)に再建されたもので、建物の一部はレストラン、土産品店等に活用され観光スポットになっています。赤レンガ倉庫群を一回りし終わった頃の時間は11時半、予定していたラッキーピエロへ向います。

ラッキーピエロ十字街銀座店
ラッキーピエロ十字街銀座店

ラッキーピエロ店内2階
ラッキーピエロ店内2階

チャイニーズチキンバーガーとポテト
チャイニーズチキンバーガーとポテト

ラッキーピエロ十字街銀座店は、市電十字街駅のすぐ側にあります。ラッキーピエロの各店にはそれぞれテーマがあるらしく、ここ十字街銀座店は「サンタが函館にやってきた」です。店の外も中もサンタの人形が所狭しと並んでいます。とても不思議な空間でした。この日食べたのはラッキーピエロ人気No.1のチャイニーズチキンバーガーです。その名の通り中華風味で揚げた鶏肉の上にレタスとマヨネーズをのせたシンプルなバーガーです。でもそのシンプルさがとても美味しく、さすがNo.1だなと思いました。
この後路面電車で十字街駅から五稜郭公園前駅まで戻り、徒歩で五稜郭タワーへ向いました。

五稜郭タワー
五稜郭タワー

タワー展望台からの五稜郭
タワー展望台からの五稜郭

オープン間近の函館奉行所
オープン間近の函館奉行所

五稜郭公園前駅から五稜郭タワーまでは徒歩で約8分かかります。この頃には雲が厚くなり、ポツンと一粒雨が顔に当たりました。この先のことを心配しつつタワーの中へ入ります。
この五稜郭タワーは、五稜郭築城100年を記念して1964年12月(昭和39年)に旧タワー(高さ60m)が建造され、2006年4月1日には高さ107mの新タワーにその役目を引き継ぎました。地上90mの展望台へは840円を払いエレベーターで昇ります。展望台は五稜郭の星型フォルムを一望できる絶好のポイントです。

展望台から下を覗く
展望台から下を覗く

函館山方面には雲が・・・
函館山方面には雲が・・・

1階アトリウムの土方歳三ブロンズ像
1階アトリウムの土方歳三ブロンズ像

展望台の窓は傾斜が付いていて、窓際に立つと真下を見ることが出来ます。高度感は凄く、高い所が苦手な人にはお勧めできない景色です。展望台からは市内をはじめ海や周りの山々も見える筈ですが、霧が出始めてしまい余り見えません。特に函館山は全く見えなくなってしまいました。一番最初に行っておいて正解でした。
下りのエレベーターは2階までで、そこから1階のアナトリウムに階段で降りることになります。ここでソフトクリームを食べながら一休みをして駐車場へ向いました。降り出してきたかと思った雨も、それ程強くならずに止んだようで助かりました。車に戻り、ガソリンスタンドで満タンにし、レンタカーを返して旅は終了しました。

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