写真館

名 称

豪華寝台特急 カシオペア

所在地

上野駅〜札幌駅

日 付

2010年6月18・19日

場所確認

札幌駅

コメント

昨年は旅行日程の関係で北斗星でしたが、今年こそはカシオペアに乗りたかったので運行日程に合わせて旅行を計画しました。
先ずは旅行社の事前枠で予約を行いました。この事前枠の部屋はカシオペアツインで、1階の部屋か2階の部屋かは切符が来なければ分かりません。出来ればスイートかデラックスの部屋が取りたかったので、旅行社に事前枠とは別に発売時の確保をお願いすると共に自分でも6ヶ所に手配をかけてみました。
旅行社の事前枠は往復便と宿泊がパッケージになっている為、往路の切符を別手配で確保した場合復路の航空券も別手配する必要があります。今回航空券の別手配はJALのスーパー先得を予約できました。しかし、別手配のカシオペア切符が確保できなく事前枠のパッケージを使う場合、別手配の航空券を50%の手数料を払ってキャンセルしなければなりません。何としても別手配のカシオペア切符を確保しなければ損をしてしまいます。
結果は、JR発売日の別手配切符は全滅。事前枠を残しつつそのキャンセル料がかからないリミットまでキャンセル待ちをします。自分でもJR北海道のサイトで1日何回も空席の確認をしていました。そしてそのリミットの1日前、運良く自分でツインの車端室を確保することが出来ました。そして更にその日の夕方デラックスの空きを見つけましたが、タッチの差で他の人に取られてしまいました。その日の夜、Yオークションを見てみたら逃したデラックスの切符が出品されています。憎き転売屋の手に渡ってしまったようです。勿論私としてはこんな奴等から買うつもりはありません。結局この後空席を見つけることは出来ず、ツインの車端室を利用する事になりました。また、ダイニングカーのフランス料理も空きが無く利用することが出来ませんでした。
カシオペアの部屋は全てトイレ付きのA個室です。スイートやデラックスと比べると広さや設備はグレードダウンしますが、同価格の北斗星ツインデラックスに比べれば快適です。また車端室なので天井が高く(1階2階室は知りませんが)開放感はありました。ただ車輪の上なので、若干振動は多いようでした。(あくまでも主観です)
出発までには色々ありましたが、今年も豪華寝台特急でのんびりとした17時間の旅を満喫する事が出来ました。


余談 : 列車好きならば誰もが一度は乗りたいと思っているスイート展望室、この日の切符もYオークションに出品されていました。入札するつもりは無かったのですが、どの位で落札されるのかなと思ってみていたら何と33万円超、信じられない金額です。(相場は12万前後の様です)そこまで出しても乗りたかったのでしょうか。しかも2人。 こんな金額が付くから転売屋がいつになっても居なくならないのです。みんなで無視し続ければ居なくなる筈です。
何時かは展望室と言う夢を持ち、競争率の少なくなるオフシーズンに狙ってみたいと思います。


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上野駅13番ホーム電光案内板
 上野駅13番ホーム電光案内板

スイート展望室
スイート展望室

牽引機関車EF8179
牽引機関車EF8179

15時35分カシオペアが展望室を先頭に推進運転で入線して来ました。登場から10年以上たっているとはいえ、昨年乗った北斗星と比べると新しさと豪華さが違います。
青森までの牽引はEF8179が担当。あと1週間後にはその役目をEF510に引き継ぎますので、カシオペアを牽引するEF81を見るのはこれが最後になりそうです。
まだ何時になるか分かりませんが、カシオペア塗装のEF510が登場するそうですので楽しみです。

14番線より
14番線より

12号車のCASSIOPRIAロゴ
12号車のCASSIOPRIAロゴ

11号車通路
11号車通路

カシオペアが入線して乗車案内があったら、先ず部屋に入ってみます。妻は荷物番で部屋に残り、私1人で再度撮影のために外へ出ました。
13番線に停車中のカシオペアを14番線から撮ってみました。ぐるっと回って先頭まで行くには結構歩くので既に汗だく状態です。一通りカシオペアの写真を撮り終えたら11号車の部屋に戻って出発を待ちます。

11号車2番車端室の入口
11号車2番車端室の入口

カシオペアツイン室内
カシオペアツイン室内

カシオペアツイン室内
カシオペアツイン室内

今日の部屋は11号車2番の車端室、客室としては一番先頭(札幌側)に位置しています。部屋の広さは通常のツインと同じですが、天井が若干高いので開放感があります。窓の高さも普通の列車と同じなので駅に停車するとホームの人と目線が同じになります。部屋に入った瞬間は狭いかな、と思いましたが慣れてくると快適に過ごせる広さに感じました。タバコを吸わない私達は禁煙室が良かったのですが11号車は喫煙車。でも余り匂いが気にならなくて良かったです。

カシオペアツイン室内
カシオペアツイン室内

トイレ兼洗面所
トイレ兼洗面所

洗面台を引き出すと
洗面台を引き出すと

カシオペアには全室トイレと洗面台が標準装備されていて便利です。ただ部屋の中のトイレですので、大きい方の場合は残り香が気になるかもしれません。気になる人は消臭スプレーを用意するか、共有トイレを使用した方が良い様です。因みに私は部屋の隣が共有トイレだったので、そちらを使用しました。

ウェルカムドリンクとパンフレット
ウェルカムドリンクとパンフレット

モニター画面
モニター画面

19時半頃のラウンジカー
19時半頃のラウンジカー

16時20分札幌に向けていよいよ出発です。約17時間の旅がスタートします。出発して暫くするとウエルカムドリンクの注文を取りに来ます。数種類のドリンクの中から私達はオレンジジュースをお願いしました。
各部屋にはモニター画面があり、ビデオやBS放送、ナビ画面等に切り替えられます。ほとんどナビ画面を出していましたが、範囲が狭すぎて実際どの辺を走っているのか今いち分かり辛かったです。
ラウンジカーはすぐ隣なので行ってみると多くの人がくつろいでいました。先頭の特等席は一番人気で、いつも誰かが座っています。12号車の入口には売店があり、記念グッズや飲み物つまみ等を販売していました。昨年の北斗星でも購入した様に、今回もキーホルダーやチョロQを買いました。ついでに缶ビールも1本。

牛肉どまん中弁当
牛肉どまん中弁当

本格炭火焼肉弁当
本格炭火焼肉弁当

駅弁いなり
駅弁いなり

この日は期待していたダイニングカーでのフランス料理の予約が取れなかったので駅弁の夕食です。上野駅の駅弁屋で買って乗り込みました。一番人気の牛肉ど真ん中と本格炭火焼肉弁当、肉好きの私達は肉弁当をチョイスです。冷めても硬くならず肉の旨みがそのままで残っていて美味しかったです。さすが良く研究していますね。フランス料理とは比べられませんが、これはこれで列車での旅という雰囲気で良かったです。弁当1つでは足りなくなるだろうと思って買っておいた駅弁いなりも、何種類もの味が楽しめて美味しかったです。

デザートにアイスクリーム
デザートにアイスクリーム

ベッドメイクして就寝準備
ベッドメイクして就寝準備

3時半頃のラウンジカー
3時半頃のラウンジカー

駅弁を食べ終わって少したった頃、車内販売が来たので食後のデザートとしてアイスクリームを食べました。味はジャージー牛乳とハスカップの2種類があり、先ずは牛乳。甘くてコクがあり美味しいのですが、チョット柔らかくなっていたのが残念です。
20時を過ぎる頃には何もすることも無くなったので、ノートパソコンで松山千春のライブ鑑賞。それが終わったらベッドメイクをして22時過ぎには就寝しました。
寝るのが早すぎるかもしれませんが、それは早朝にラウンジカーへ行く為の準備でした。3時半頃ラウンジカーへ行ってみると、既に3人が居ます。勿論最後部の席に座って。居るんですね、同じような事を考える人が。

青函トンネル走行中
青函トンネル走行中

トンネルを抜けて北海道上陸
トンネルを抜けて北海道上陸

朝のラウンジカー
朝のラウンジカー

カシオペアは青森駅から函館駅までは進行方向が逆になり、この時はラウンジカーが完全な展望室となります。その展望室で青函トンネル内の走行とトンネルを出る瞬間、北海道の過ぎ去る景色を見るのが早起きしてここへ来た目的でした。因みに青函トンネル内の走行は3時35分頃から4時12分頃までです。
ほぼ予定通りの時間にカシオペアは青函トンネルから出ました。天気は残念ながら曇り、更に霧がかかっています。周りの景色が見える所もあれば、視界が100m位しか無い所もあります。暫く過ぎ行く景色を眺めた後部屋に戻りました。

牽引ディーゼル機関車入線
牽引ディーゼル機関車入線

牽引機関車とラウンジカーの連結
牽引機関車とラウンジカーの連結

牽引DD51型ディーゼル機関車
牽引DD51型ディーゼル機関車

5時5分、定刻より若干遅れて函館駅へ到着です。北斗星同様ここで牽引車がDD51型ディーゼル機関車の重連総括へ変更になります。またヘッドマークを撮影出来る唯一の場所です。
流石に5時では外に出てくる人はほとんど居ません。私達を含めて3組くらい、ましてヘッドマークを見に行ったのは私一人でした。ヘッドマークの撮影中「間もなくカシオペアが発車いたします」のアナウンスが流れたので、大急ぎで走って車内へ戻ります。早朝から100m近いダッシュ、疲れました。

ダイニングカーの洋朝食
ダイニングカーの洋朝食

モーニングコーヒー
モーニングコーヒー

札幌駅到着
札幌駅到着

昨日の夕食ではダイニングカーを使えなかったので、朝食はここでと思っていました。ダイニングカーの営業開始は6時30分、時間前には行列が出来て満席になることもあるらしいです。ダイニングカーは3号車、私達は11号車の一番端、まるまる8両分歩くことになるので6時10分ごろには部屋を出ます。3号車まではゆっくり歩いて約5分かかました。その時点で先客は1組のみ。その後徐々に待つ人は増えてきましたが、最終的に満席にはならず全員中に入れました。メニューは和食と洋食の2種類、ご飯と味噌汁、パンとスープの違いと魚の調理方法に違いがあるみたいです。内容は北斗星とほぼ同じでした。
朝食後部屋に戻ったのが7時5分、この後約2時間半は部屋でゆっくり過ごします。車内販売が回ってきたので、昨日ウエルカムドリンクと一緒に渡された引換券でモーニングコーヒーを頂きます。
森から苫小牧あたりまでは海岸線を走るので本当ならば綺麗な内浦湾や太平洋が見える筈ですが、曇っていて海と空の区別がはっきり分かりません。この景色を楽しみにしていたのに残念です。
そんな北海道の海や景色をのんびり眺めている間に、カシオペアは徐々に街中に入り定刻通り9時32分札幌駅に到着しました。北斗星より約1時間長い17時間の旅があっと言う間に終わってしまいました。
最初は曇っていた天気も札幌では薄日が差しています。これから更に天気が良くなることを願いながら札幌駅を後にしました。

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