家から赤城山の大沼までは、車で1時間少しで行ける距離です。今まで何回も行っている所ですが、紅葉の時期に行くのは今回が初めてです。
行きは忠治温泉を経由して小沼に出るルートを通ります。ここは道幅も細くカーブが連続しているので運転は大変です。ルートの途中には「夜景パノラマ展望台」という見晴らしの良い所があります。名前の通り特に夜景は素晴らしいらしく遠くは都心のビルの光まで見えるそうです。でもこの日は霞んでいて近くの町並みがやっと見える程度でした。残念です・・・。
小沼の駐車場に着いたのは9時10分頃、既に多くの車が駐車していました。やはり紅葉真っ盛りの時期なので早い時間から人は出ている様です。小沼の周りには赤や黄色に色付いた木々が多く見られました。
小沼を出て次は鳥居峠に向かいます。ここには1957年に開業し1968年に廃止となった赤城登山鉄道(ケーブルカー)の山頂駅跡があり、駅舎はビア・バーベキューホールとして利用されています。ホームも崩れてきてはいますが、原型は残っていました。鳥居峠から大沼側を見ると正面に覚満淵が良く見えます。
覚満淵にも今まで寄った事は無かったので、今回初めて歩くことにしました。鳥居峠からも行くことは出来ますが、坂を登って戻らなければならないので近くまで車で移動します。覚満淵入口の近くにあるビジターセンターの駐車場に止めようと思いましたが既に満車です。どうしようかと待っていた所、運良く1台の車が出て行きました。すかさず空いたスペースに車を入れます。覚満淵は小尾瀬とも呼ばれる湿原で、池塘の周りには約1Kmの遊歩道が整備されており歩いて20分程で1周出来るます。草もみじも黄色く染まり秋の深まりを感じます。
覚満淵を1周したら大沼へ向かいますが、何処も車で一杯だろうと思い徒歩で行くことにしました。大沼の湖畔までは約600m歩いて10分程で着きます。やはり車が一杯で空き待ちをしなければならない様でした。湖畔からは静かな湖面と綺麗に染まった外輪山を眺める事が出来ました。
ここから更に歩いて赤城神社へ向かいます。途中には「あかぎ広場植物園」という所があり、中にはモミジが綺麗に赤く色付いていました。赤城神社へは赤く塗られた「きつつきばし」を渡って参拝します。駐車場はこの橋の手前と神社の裏にありますが、どちらも一杯で止めるには苦労しそうでした。神社の周りにも色付いた木が多くあり、秋の赤城山を演出していました。
この日はビジターセンターから覚満淵を1周して赤城神社まで往復し約3Km歩きました。綺麗に晴れ渡った秋空の下、紅葉を見ながら歩くのはとても気持ちよかったです。 |