写真館

名 称

あかん鶴雅別荘 鄙の座

所在地

北海道釧路市阿寒湖温泉

日 付

2009年6月20日宿泊

場所確認

あかん鶴雅別荘 鄙の座

コメント

北海道3泊目は阿寒湖温泉のあかん鶴雅別荘 鄙の座です。
オンネトーから約20分、阿寒湖温泉のほぼ中央部に「あかん鶴雅別荘 鄙の座」はあります。建物自体は他に比べると小さいのですが、オープンは2004年末とまだ新しく存在感はあります。 部屋数はここも25室と少なく、全室露天風呂付で部屋の広さも一般的なホテルの2〜3部屋分位ありそうです。中は広く静かで、滞在中他の宿泊客と顔を合わせたのは2組のみ、まるで貸切にでもしているかの様な落ち着いたプライベートの守られた最高のホテルです。
部屋は風の座スイートというクラスです。ベッドルームが別室になっており、露天風呂からは阿寒湖が望めるというレイアウトです。
料理は食事専用個室の料理茶屋「ひな」で、北海道の新鮮な食材にこだわった豪華な和食を頂きました。
今回の旅行では3泊しましたが、部屋・食事共に鄙の座が一番だったかなと思います。他のホテルも本当に素晴らしかったのですが、やはり日本人なので和風のホテルが合っているのでしょうか。宿泊料もそれなりですけどね。

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鄙の座外観
鄙の座外観

鄙の座の石版
鄙の座の石版

広い玄関
広い玄関

16時20分頃、阿寒湖温泉の中をゆっくり走るとローソンの向かいにあるにあかん鶴雅別荘 鄙の座に到着しました。
ホテル前ではスタッフ2人に出迎えられ車を渡します。(これはどこでも同じです)中に入ると広い玄関にコンシェルジュデスクが一台、入口からして高級感満載です。

ロビー奥のバーカウンター
ロビー奥のバーカウンター

Welcomeスイーツ
Welcomeスイーツ

選べる浴衣
選べる浴衣

玄関で靴を預けチェックインはコンシェルジュデスクではなく、ロビーの奥にあるバーカウンターで行います。座るとすぐおしぼりとWelcomeスイーツが出され、来館を歓迎してくれます。チェックインを終えると次はスタッフの方の案内で浴衣選びです。男性用は数種類しかないのですぐ決まりますが、女性用は見ての通り浴衣も帯びも種類が多く迷います。実は私、仕事がこの浴衣や帯に関係する事をしています。でもここでは浴衣選びに口を出さず2人に任せました。

風の座スイート「昇雲」の玄関
風の座スイート「昇雲」の玄関

「昇雲」の室内
「昇雲」の室内

マッサージチェアとAV機器
マッサージチェアとAV機器

浴衣選びが終わると、いよいよ部屋に案内されます。4階の風の座スイート「昇雲」、玄関が付いている事には驚きました。和室、リビング、寝室、露天風呂という部屋構成で何とトイレが2つ付いています。この贅沢さはある程度分かっていましたがビックリです。室内設備も液晶テレビは勿論マッサージチェアやAV機器、インターネットが出来る無線LANモニター等他には余り無いものが多いです。AV機器は車で聞いていたmp3のCD-Rの再生が出来ましたが、フォルダ分けには対応しておらず一番最初のフォルダしか再生できません。無線LANモニターはテレビ放送もLANで視聴できるので、露天風呂に入りながら見ることが出来ます。その為の透明なBOXが露天風呂の脇に設置してありました。

部屋露天風呂
部屋露天風呂

露天風呂から見える阿寒湖
露天風呂から見える阿寒湖

露天風呂から見た室内
露天風呂から見た室内

この部屋というよりも風の座スイートの8部屋は、各階の両端にあるようです。その為阿寒湖が見えるのは露天風呂からとなり、部屋の窓を開けても隣のホテルが見えるのみでした。見える阿寒湖も建物の邪魔になり限られてしまっています。部屋自体はまったく文句は無いのですが、この眺めだけは残念な思いがしました。建物の構造上どうしようも無いのでしょう。ただ、もしもう一回ここに泊まる機会があるのならば、少し高くなっても部屋から直接阿寒湖を望める部屋を選ぼうと思います。

別室のベッドルーム
別室のベッドルーム

アイヌコタン
アイヌコタン

頭だけ出した雄阿寒岳
頭だけ出した雄阿寒岳

この部屋のもう一つの良い所は、ベッドルームが別室となっている所です。いくら夫婦とはいえ寝る時間が同じとは限りません。別室ならば気兼ねなくテレビを見ていられますからね。因みにベッドルームにも小型テレビはありました。
この日の夕食は18時半、まだ1時間半ほど時間があったので阿寒湖温泉街を歩くことにします。外は雨が降り出してきてしまいました。実は外に出た目的は、妻がガイドブックで見付けた「えぞりす」という木彫品の店で買い物をする事です。最初は店が見つからずアイヌコタンまで行き一回りしますが見つかりません。そこから戻って通りに出る角の店が「エゾリス支店」でした。うっかり見逃していたんですね。ここには木彫りの動物や森の妖精などが沢山あります。値段も数百円の物から数万円の物まで様々で、そこそこの物をお土産として5個(家族の人数分)購入しました。
ここで店の方に「何処にお泊りですか?」と聞かれたので「鄙の座です」と答えると驚かれました。やはり鄙の座は阿寒湖温泉で一番高級らしく、そこに泊まる事自体に驚いたのか、私達がそのホテルに似合わずに驚いていたのか微妙な感じでした。
ここからホテルまでは少し阿寒湖畔を歩いてみます。雨は上がりましたが、雲は低く垂れ込め雄阿寒岳は頭を少し出しただけの姿しか見ることは出来ませんでした。

阿寒湖側の鄙の座
阿寒湖側の鄙の座

食前酒
食前酒

先附と前菜
先附と前菜

阿寒湖畔を歩いてくると、鄙の座の湖側を見ることが出来ます。私たちの部屋は4階で左側の端に少し出ている所だと思います。次は是非正面の部屋に・・・。
部屋に戻ると18時、浴衣に着替えて食事の時間を待ちます。男の浴衣は簡単で良いのですが、問題は女性。帯は結び帯で簡単とはいえ、浴衣はおはしょりをとらなくてはならず説明書を見ても素人にはチョット!私も着付けは素人ですが何とか形だけは整えることが出来ました。
18時半から待望の食事です。料理茶屋「ひな」は全てが個室で他の宿泊客とは顔を合わせずゆっくり出来ます。
まずは食前酒からスタートです。続いて先附と前菜が出され胃袋も準備万端です。

造里
造里

妻用メニュー
妻用メニュー

和牛しゃぶしゃぶ
和牛しゃぶしゃぶ

造里は本鮪、間八、毛蟹、牡丹海老、他新鮮な魚が並びます。醤油と塩が用意され、好みの味で食せます。
生が苦手な妻には、アサリと魚?の酒蒸しを用意してくれました。
鍋は和牛しゃぶしゃぶです。霜のたっぷり入った牛肉は、しゃぶしゃぶとしては今までに見たことのない厚みです。

しゃぶしゃぶ鍋
しゃぶしゃぶ鍋

あばしり和牛ステーキ
あばしり和牛ステーキ

オホーツク産鱈場蟹葛煮
オホーツク産鱈場蟹葛煮

肉を鍋に入れるとスーと白くなり、口に入れるとジュワーと肉汁が溢れ出してきます。間違いなく今日の一番です。
焼物は和牛ステーキ。柔らかい中にも適度な食感がありたまりません。肉好きの私達にとって、しゃぶしゃぶとステーキは何とも贅沢な食のリレーでした。
煮物は鱈場蟹葛煮、素敵な器が料理を一層引き立てます。

鮑と蓴采サラダ仕立
鮑と蓴采サラダ仕立

オホーツク産蟹ご飯
オホーツク産蟹ご飯

デザートとエスプレッソコーヒー
デザートとエスプレッソコーヒー

止肴は鮑と蓴采サラダ仕立、鮑のしっかりした歯応えと蓴采の滑らかさがベストマッチです。妻は蓴采のぬめりが苦手のようです。
食事は蟹ご飯、蟹の味がしっかり出ていてそろそろ一杯になったお腹にもスムーズに入っていきます。
最後はパティシエのスペシャルデザートとエスプレッソコーヒーです。鄙の座には専任のパティシエが居るらしく、目と舌で楽しませてくらます。
食事を始めて2時間弱、今までのホテルよりも長い時間でしたがそれを感じさせません。北海道の新鮮な食材にこだわり素材の味を生かした料理は、今まで食べた和食の中で一番の美味しさです。
人夫々好みは違います。どこかの口コミでは料理の評価が悪い所もありましたが、私達にとっては最高の食事でした。
ただ、私達はグルメでも何でもなく、美味しい物の食べ歩きをしている訳でもない一般人である事を付加えておきます。
食事が終わり部屋へ戻ると20時半。少しゆっくりした後私は7階の露天風呂へ、妻は部屋の露天風呂へ入りました。夜の露天風呂、吹く風が気持ちは良いのですが湖は何も見えず景色を楽しみながら入るのであれば明るい時ですね。風呂上りには無料で牛乳を飲むことが出来ます。脂肪分がふたの所に固まっているとても濃厚で美味しい牛乳です。
部屋に戻りテレビを少し見ましたが、折角部屋にも露天風呂があるので私も入る事にします。無線LANモニターを露天風呂に持ち込み続きを見ながら入ります。とても贅沢で気持ちよく入ることが出来ました。

料理茶屋「ひな」
料理茶屋「ひな」

大量の朝食メニュー
大量の朝食メニュー

銀鱈の西京焼とたまご焼
銀鱈の西京焼とたまご焼

朝食は7時15分から昨日と同じ料理茶屋「ひな」の同じ部屋です。部屋に入ると既にホタテの殻焼き、黒豆納豆、漬物、焼き海苔、サラダ他多くの料理が並んでおり、その量に驚かされました。ご飯はこの場で食事の時間にあわせて炊いています。専用の小さな釜を作った様で、この日が初めてとの事でした。味は特に問題ありませんが、折角出来たお焦げが張付いてしまい食べられなかったのが残念です。少し食べていると銀鱈の西京焼とたまご焼が出てきます。

野菜の蒸し物
野菜の蒸し物

フルーツデザートとコーヒー
フルーツデザートとコーヒー

朝の売店
朝の売店

さらに料理は続き野菜の蒸し物が出されました。この時点でお腹は一杯、残すのは勿体無いので頑張ります。最後にフルーツとコーヒーが出てきて終了です。この量、朝食にしては多すぎます。夕食といわれても納得してしまうくらいの内容でした。
朝食の後は1階にある売店へ行きお土産を物色します。必要の無い荷物と昨日「えぞりす」で買ったお土産等も一緒にこの売店から自宅へ送ってもらいました。
部屋に戻ると8時15分、今日は最終日で予定もまだまだあるのでチェックアウトの準備を進めます。本当はまだまだゆっくりして居たかったのですが、仕方ありません。もし次に泊まる機会があるのならば、全面阿寒湖の見える部屋で、もっと早く来て、もっと朝をゆっくり過ごせる様な行程を組みたいと思います。
8時45分、後ろ髪を引かれながら帯広へ向けて出発です。

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